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全て妖(あやかし)の所為2

『全て妖(あやかし)の所為_2』














長身の足の長い男・・・・
帽子を目深に被り暗く曇った庭に立つ男・・・・

誰????

多分・・・さっきの声もこの・・人?
まぁ、お化けでは無いけど
だけど・・・・・ん?

・・あれ!?

・・・・この人、ホントに"人間"?!

あれ??!なんか・・この感じ・・・



人じゃないカモ・・・



そう思った瞬間
ザワザワと心がざわめいた

今まで
じいちゃんが生きていた時は
家に、庭に、"そいつ等"が入り込むような事なんて
一度も無かった!!!!
なのに、じいちゃんが居なくなった途端・・これかよ?!


庭に立つ・・・その男を睨んで・・

見据えて・・・・・その様子を探る


手に持った提灯の灯りにふっと息をかけ
その火を消すと・・・
庭を覆っていた雲も
森から続いていた提灯の列も


ふわっと、跡形もなく消えた


目深に被った帽子のせいで目が見えない
そのまま、音もなく俺の座っている
縁側に近づく男・・・


「なんだ、もう泣かないのか?つまんねーな・・・」


何か僕に話しかけているけど
今はそれどころじゃない

そもそも!!!この男は・・・



どっちだ?!



じっと食い入るように見るが
・・・・分からない
こんな事・・・今まで無かった
分からないなんて事・・・・・・・・・






人か妖






分からないなんて・・・
人の感じもするが・・妖の気配もする・・・
どっちだ???!


じっと睨むように見つめていた男が
思いの外近くに寄ってきている事に今更ながら気が付いて
思わず後ろに仰け反ると、
その男はピタっと歩みを止めた


「・・な、・・なに・・?!」

「やっとコッチ見たな?」


見上げたその顔・・ニヤっと片方の口角が上がるのが見える
目深に被った帽子に手を掛かけて
そっと帽子を脱いで・・・
顔を隠しながら下がる帽子・・
徐々に見えるその顔は整った綺麗な顔をしているが
瞼は閉じたまま・・・


その閉じた瞼が


ゆっくりと


おもむろに開き


僕を見据えた


その瞳は・・・・・金色に光っていた



・・・・やっぱりか!!!!!



「お前、美味そうな匂いがするな♪」


舌なめずりをしたその顔を思いっきり睨んだ

最悪だ!!!!!!!
よりによって今?!
僕には、
じいいちゃんとの思い出に浸る時間もないのか?!!


「やめろ!!近寄るなっっ!!!!」


近づいてくる、そいつから距離を取るように
立ち上がって後ずさる

ある程度の奴等ならコレで・・ポケットに忍ばせてた
じいちゃんの形見の勾玉を出した瞬間

ガシっとその腕を掴まれた


!!!!!!!!!!!


「やめ!!!は、離せ!!!!」

「あーはーはーはっ!そんな物、効かねーから!っつーより、それ俺がお前の爺さんに上げたヤツだしな!」

「は?!」


え?!えぇ??
どういう事???だってこれは・・
じいちゃんが守り神から貰ったって・・・

愉快そうに笑うそいつと
掌にある勾玉を交互に見つめる

・・・もしこいつが本当の事を言っているなら






こいつはやっぱり・・・妖















僕には人に見えない物が見える

物心がついた頃から見えていたその存在
幼い頃は他の人も見えてて
知らん振りをしているのだと思っていた

だけど、違った・・・
他の人には見えていなかった

それに気が付いたのは小学校の入学式
壇上に上がる校長先生の後ろにピッタリと
貼りつくように居る・・お婆さん

そのお婆さんがクルっと首だけでこっちを見て
今まで見たことの無い・・・
この世のモノとは思えない凄まじい形相で叫んだ

地鳴りのようなその叫び声
何を言っているのか分からない程の叫び声

感じた事のない恐怖に目を瞑り
耳を塞いで縮こまりガタガタと震えて
ダラダラと汗を流している僕に
隣に座っていた子が声を掛けた


「どうしたの?大丈夫?」


絶え間なく聴こえる叫び声と
何事も無いかのように・・・
心配そうに俺を見るその子を見てやっと理解した

あぁ・・・
皆には何も見えていなかった
何も聴こえていなかった

知らん振りじゃなかった・・・・・

僕はその叫び声に耐えきれず
そのまま倒れて・・入学早々、
原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ


見えている物を、聞こえている事を
気付かない様にやり過ごすのは・・・至難の業だった


授業中、突然教科書に小さなお爺さんが現れたら
普通ビックリするだろ?
声は出さなくても、身体が反応する・・・

先生に名前を呼ばれたと思って
返事をすると・・・呼んだのは先生じゃなくて
先生の机の上に立っている子どものような容姿の小鬼
僕をからかってケタケタと笑う・・・

・・・・そんな僕の反応は傍から見れば
"おかしな奴" "気持ち悪い" "頭がおかしい"
と思われても仕方がない

そんな奴に・・・友達なんているはずもなかった

でもそれは僕にとっては好都合だった

僕といると・・巻き込んでしまうから・・・


友達もいなく、虐められる事もなく
ひっそりと学校に通っていた・・・そんなある日




家族が全員・・逝ってしまった




そして現れた・・・祖父




思い返せば・・・・その日も天気雨だった











「・・・い?おーい?!なに呆けてんだ?」


ベシッ


「痛っ!!!」


いきなりデコピンをされて・・我に返った

ジンジンと痛むおでこを押さえてそいつを睨むと
片方の口角を上げてニヤッと笑いながら
・・・僕を見下ろしていた、その金色の瞳と目が合った


「お前、バカなのか?」

「はぁ?!」

「そんなんじゃ、喰われても文句言えねーよな?」

「だ、誰が馬鹿だって?!ただ、ちょっと驚いただけだ!!」

「あぁ、それと・・その口の利き方、どうにかしねぇとな?」

「あんたに・・・あ、あんたみたいな妖怪に口の利き方とか言われる筋合いはない!!こっちに来るな!!近寄るなっ!!」


いつの間にか縁側に上がったそいつから
離れるように距離を取りながら、部屋の中を後ずさった


「へぇ~威勢だけはいいんだな?弱っちーくせに」

「う、煩い!!!あんた!一体何しに来たんだ!!!」

「ん?あぁ、そうか、あはははっ!!まだ自己紹介してなかったな」


ジリジリと詰め寄っていた足を止めて
帽子を胸に当てて佇むその立ち姿は・・・・
妖だと分かっても・・・人間にしか見えなかった


「今日からここで一緒に住む、お前のヒョンのチョン・ユンホ!よろしくな、チャンミナ!!!」

「・・・・・・・・・・」







は?






ヒョン?!は?!






ユンホ?!?!






え?・・・え?!それって・・・・あの・・・・






戸籍謄本に書かれてた・・・・






あの"ユンホ"か?!!












ポチ頂けると励みになります!!



真ん中BDって事で、続きをこっそりと....
ホントなら別の話を上げたかったのですが
PCを変えたら別で保存してたお話のデータが行方不明に......_| ̄|○
なので、需要は無いかもですが
こちらさんのお話にしました
申し訳ないです。。。



コメント頂いた皆様へ

A*さん
t****さん
よいさん♪
は**さん
ラ**さん
あ*さん
ぷ****さん
hi****さん
m****さん


久しぶりのお話upに
沢山のコメントと拍手、本当にありがとうございます( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀  )
頂いたコメントは全て読んでおります!
本当に本当に本当に励みになります!!!
本当ーーーーーに!!!
ありがとうございます!!!!!



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需要1。

はじめまして。

楽しく読ませて頂いてます。
最近新作がなくても繰り返して読んでもニマニマ
してます。
素敵なキャラクター、リアルが素敵だから当然なのかも知れませんが、大好きなんです。

今回のチャンミン特にツボかも、、
チャミペンなんです。(*´∇`*)
読み返しながら続きお待ち申し上げます。

お身体に気をつけて、ごゆっくり
でも最後までおねがいしまーす。

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東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですww

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