ひまわりの先に 全て妖(あやかし)の所為20
FC2ブログ

全て妖(あやかし)の所為20

『全て妖(あやかし)の所為20_Y.side』













思い出したくない

出来ることなら、時を巻き戻しやり直したい事実

そして、絶対に忘れてはいけない過去



チャンミナが独りぼっちになってしまったその理由


家族を亡くしてしまったその原因は・・・・




俺だ



俺の所為でチャンミナは独りになってしまった




チャンミナが幼い頃は時折この家に預けられていたが
暫くするとこの家に来ることはなくなった

一応ハボクとの約束もあるし
生まれ持った体質の事
成長するにつれてどんどんと"あいつ"に似ていく容姿
不思議な香り
身を護る術のない弱さ
全てが気になって
暇さえあればチャンミナを見に行っていた

その体質の所為で何度も襲われるのを
何度も助けていたが
チャンミナは気付いていなかった

別にそれはそれで良かったんだ
何か見返りが欲しくてそうしていたワケではなく
自分がしたいから、気になるからしていた


だけど・・・あの日


あの日は・・・・・新月だった


気付くのが遅すぎた


あと数分・・・数秒早ければ


きっとチャンミナだけじゃなく家族も助けられた



その日、あと僅かな時間で力が戻るのを見計らって
チャンミナの様子を見に行ったが
家は真っ暗で、人の気配が無かった

家には車もなく、出掛けているんだと察しがついたが
何故かザワザワと胸騒ぎがしていた

けど、まだ力は戻ってない
ドコに居るのか、無事なのか、探すことも探ることも出来ずに
ソワソワと、ただ時間が過ぎるのを、力が戻るのを
まだかまだかと待っていた

そして徐々に、力が戻ってくるのを感じ
直ぐにチャンミナを探した

が・・・・
その時既にチャンミナ達はヤツ等に襲われていた

ヤバい!!マズい!!!

そう思うよりも早く体は動いて
襲われた所為で横転し事故を起こそうとしていた車中から
チャンミナを助け出していた

ヤツ等に精気を吸われグッタリとするチャンミナを抱きかかえ
事故を起こし燃え盛る車を
やり場のない怒りと、深く暗い悔恨を抱きながら
呆然と見据えていた

もっと早く気付けていたら・・・

新月でなければ・・・

俺が半妖でなければ・・・

数分・・数秒早く力が戻っていれば・・・

助けられたハズの命

チャンミナの家族



あの日から何度悔やんでも悔やみきれない



チャンミナを独りにしてしまった責務



その日からより一層チャンミナを護る事に神経を注いだ



建前では匿ってもらっているお礼として勾玉をハボクに渡したが
本音は、俺が傍に居られない時でもチャンミナを護れるようにする為
そしてその為に家に結界を張り、見守り続けた

歳をとる毎に力を蓄える受租のチャンミナは
小さい頃は襲われる度に泣き
瘴気に中てられる度に何度も寝込んでいた

その度に襲ってくるヤツを倒し
熱にうなされるのを、ハボクと一緒に看病した

怖がりなのは克服できそうもなかったが
泣き虫なのと、瘴気に中てられ熱を出すのは成長するにつれ
次第に少なくなっていった

そんな折・・・ハボクが病に侵された

もう寿命だと、これが天命だと言うハボクに
残されるチャンミナはどうするつもりなのか、尋ねると


「あの子はまだまだ弱い、力もだが、それよりもなによりも、頼れる存在が必要だ」


そう言うと、スッと俺の前に一枚の紙切れを差し出した

それがなんなのか理解出来ず紙を摘んで
ペラペラと動かしながら
裏、表、と見ていた


「手続きは既に済んでおる」

「手続き?なんの?」

「お前さんがチャンミンの兄になる手続きだよ」

「??!」


どういう事なのか詳しく聞いて理解した内容に
すぐに返事は出来なかった

ハボクの言いたい事も、頼みも分かっていたが
俺が傍にいてもいいのか・・
チャンミナの家族を助けられなかった俺が・・
チャンミナが嫌いな妖である俺が・・
既に好奇心だけではない想いを抱いている俺が・・・
ホントに傍にいていいのか?

そう思う反面

今度こそ護ってやりたい
あの笑顔を自分にも向けて欲しい
許されるなら僅かな時でも、嫌われていてもいいから傍に居たい

そう想っていた

だが家族であるハボクに俺のホントの気持ちは
言わない方がいいと判断し


「傍にいてやってもいいが、俺があいつを喰わないとは限らない、それでもいいのか?」


喰ってやるなんて事、一度も考えたことも無いが
妖であれば、受祖であるチャンミナをそういう対象として見る
俺も他の奴らと変わらない
と装って、脅すように訊ねたが・・ハボクは


「喰うなり煮るなり好きにしたらいい、お前さんに全て任せるよ」


俺の嘘に気付いているのか、それとも本気でそう思っているのか
柔和に笑い、深々と俺に頭を下げ


「あの子を頼むよ」


そう言った

あいつの面影を残したハボクに
あいつにソックリなチャンミナの事を頼まれ頭を下げられたら・・
断る事は出来なかった

俺はどうやったってあいつの頼みは断れない



そうして・・・ハボクがこの世を去った数日後
約束通りチャンミナの前に姿を現すと

チャンミナは涙で濡れた大きな瞳で俺を見上げていた

その涙を拭ってやりたいと思ってしまう一方的な想いを隠すように
馬鹿にしたような態度を取り、嫌われるように仕向けた

一緒に暮らす為に少し力を使って従わせようとしたが
チャンミナには効かなかった

どうやらチャンミナは俺が考えていた以上に
力を持っているようで
それが嬉しくて思わず笑ってしまったが
それを本人は違う意味で捉え、俺の思惑通りに俺を毛嫌いした

あの瞳で
あの声で
あの顔で

『大っ嫌いだ!!!』

と言うチャンミナは、あいつに凄く似ているが
その中身は全く似ていない

泣き虫で、生意気で、素直じゃない

けど、なんだかんだ文句言いながらも
根は優しくて素直で・・・・可愛い

ホントに可愛いんだ

今の俺のこの感情は
あいつを想っていた感情に似てはいるが
それとも違うようだ

隠そうと思っても、知れば知るほど
近くにいればいるほど・・・加速するように惹かれていく

気を張って我慢をしていなければ
その誘うように香る匂いに、理性を手放し溺れてしまいたくなる
少しでも気を抜くと暴走していまいそうになる

今までも何人もの受租を見てきたし
その独特の匂いも知っているが、チャンミナのそれは
別格で桁違いな程の高貴な香りがする

チャンミナに印を付けたのは・・・
護る為と言いつつもそれは建前で
本音は・・・・俺のエゴで自己中心的な独占欲の所為だ

チャンミナが他の奴らに
狙われるのも、触られるのも、手を出されるのも
我慢ならねぇ・・・・
そんなエゴで付けた印は俺にとってはリスクが高いが
そんなもんどうでもいい

今度こそチャンミナを護れるんだったら
俺がどうなろうと、どうでもいいんだが・・・問題はチャンミナの魂

俺の霊玉と融合してしまっているそれを
チャンミナに影響しない様に分離させる術をずっと探しているが
いまだに見つからない

もしも万が一、俺が襲われでもしたら・・・・
そう思っただけで気持ちが落ち着かなくなる


「早く、みつけねぇとな・・・」


食べ終わった食器をシンクに片付け
食器棚のガラスに映った自分の姿を見て溜息を漏らした

何で自分は妖なのか

どうして人間として生まれなかったのか

この命はいつまで続くのか

どうにもならない事に思いを巡らせてしまうのは
きっとこの姿の所為・・・
この姿、これはこれで俺は気に入ってるが・・・
チャンミナは違ったようで、それが心に引っかかっている

自分の想いが叶うなんて事は思っても無いが
今のこの生活が楽しくて
傍に居られる事が嬉しくて幸せで・・忘れてしまそうになるが

俺はチャンミナが嫌いな妖で

俺の所為でチャンミナは独りになってしまった

チャンミナの幸せを願うなら
一刻も早く俺の力を残したまま、魂から霊玉を分離して
チャンミナの前から姿を消すのが一番だ

それがチャンミナにとって一番の幸せなんだ

ここ最近、なんとなくチャンミナとの距離感が縮まったような気になって
その術を探すことを疎かにしていたが
力が戻ったらまた調べ直そう

早く俺から解放してやんねぇとな

そう気を取り直して
チャンミナが帰ってきて、見たくもないこの姿を見せない様にする為
書庫に閉じこもりハボクの書物を漁っていた

ハボクも色々と調べてたからな
もしかしたらここになにか手掛かりがあるかもしれない

そう思い探していたら
時を忘れるほどに集中してしまっていた











ポチ頂けると頑張れます!!


おまけ
   ~昔々のお話~

稀有な容姿の友人も
陰陽師もお互い特別な感情を抱いていましたが
それを言葉にする必要が無かった為
一度も口にする事はありませんでした。

そんな2人の関係が羨ましい九尾は
ちょくちょくその友人にちょっかいを出しては
陰陽師にお説教されていました。

しかしその友人は九尾を嫌う事もなく
寧ろ自分の容姿を気にせずに接する九尾が
自分と同じ想いを抱いている事に気付いて
親しみを感じていました。

一方、陰陽師は
九尾と友人の親しさを勘違いして
不必要な嫉妬心を抱いていました。

それでも九尾を嫌う気持ちになれない陰陽師は
心を乱され悶々としていました。

それが一因・・・

強い力を持つ陰陽師、その容姿も相まって
ある陰陽師から付け狙われていましたが
心を乱していた所為で
普段であれば気付くはずの予兆に
その時は気付くことが出来ませんでした。


つづく




ちょこっとユノsideのお話~
まぁ何気に色々と考えての行動だったようですw←


トンは帰国してしまいましたが
約1ヶ月間、お疲れ様でしたーーー!!
大きなケガもなくホッとしてます(○´v`○)
次は北海道!!!
楽しみぃぃぃぃ!!・・・・北海道といえば
トンラジ・・・出てくれたりしないかなー?
出てくれたら・・マジで震える
_:('Θ' 」 ∠):_プルプルプル


関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

Girasol

Author:Girasol
東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ランキング参加しとります☆

FC2Blog Ranking

カウンター
現在のアクセス数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR