ひまわりの先に 全て妖(あやかし)の所為22
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全て妖(あやかし)の所為22

『全て妖(あやかし)の所為22_Y&C.side』












──Y.side──



「僕の方が関係ねーですよ!!!」


ヤバい!失敗した!!
そんな事が言いたかったんじゃない
俺はただ・・・


「!!チャンミン!」


悲しそうに眉を顰めたチャンミンに声を掛けるのも
走り去るのを止めようと掴もうと伸ばした手も
何もかも遅すぎて
腕を掴もうと伸ばした手が虚しくて空を切っていた

チャンミンの後ろ姿がどんどんと小さくなるのを追いかけるべきか?
けど追いかけ捕まえたとして、なんて言う?どう説明する?
躊躇してるうちにチャンミンの姿は見えなくなっていた


「お前は・・・馬鹿なのか?」


俺の失態をいつの間にか見ていたヒチョルヒョンに
思いっきり呆れた顔で声を掛けられた

項垂れて、情けない自分に腹が立って頭を抱えた


「それともあれか?」

「?」

「やっぱり、忘れられねーって事か?」


呆れ俺を見下ろすその視線が
チャンミンの目から隠した掛け軸に向いていた


「え?あ・・それは・・・」


正直、忘れられるワケはないし
忘れられる様な事でもない

言葉を濁した俺の返事にヒチョルヒョンの身に纏っている空気が変わった


「ふぅーん、なら俺が貰っても文句はねーよな?」

「!!ダメに決まって・・」

「あ゛?!お前はそっちを選んだんじゃねーのか?」

「ち、違っ!!」

「違わねーだろ?!」

「違う!!そういうつもりじゃ・・」

「じゃあ、どういうつもりであんな言い方した?」

「それは・・」

「あいつと、チャンミンは別だろ?違うのか?!」

「違わない」

「なら、なんで隠す?お前が隠せば隠す程、チャンミンは勘違いするだろ?!そんな事も、分からないのか?」

「・・・」

「今のお前は、自分の事と昔の事にしか目に入ってないだろ?」

「??」

「チャンミンが今日どんな目に遭って、なんで傷だらけなのか、お前ちゃんと見てたか?」


え?!
傷だらけって?!
なんで?!!!


「どうして?!何があったんだ?」


驚いてヒチョルヒョンを見上げ説明を求めたが
一瞥をくべたその視線で欲しい答えは貰えないのだと悟った


「・・チャンミンは、あいつは自分の事よりお前を心配してたってのに、お前は何やってんだ」

「ごめん・・」

「俺に謝っても意味ねーよ」

「・・うん」

「ったく、なんでお前は肝心な時にハッキリ言わねーんだ、天狐のくせにビビってんなよ」


その通りだった
俺は、あいつの事をチャンミンに知られ
今以上に嫌われるのが怖くてビビッていた

あいつと同じ顔で産まれたチャンミンに
あの時とは違う想いを抱いている事
チャンミンにその気はなくとも、一緒にいられる今を
壊して失ってしまうのが怖かった

けど、それは全て俺のエゴ

勘違いするな

俯き見える普段とは違う、白い肌と真っ白で長い髪

お前はどう見ても妖

勘違いするな

叶うハズがない

最初っから嫌われてるのに今以上もこれ以上もない

誰の所為でチャンミンが独りになった?


全て俺の所為


自分で望んで嫌われる様な態度を取ったんだろ?


欲張るな




所詮俺は妖だ




陽が沈みはじめて、ジワジワと少しづつ力が戻ってくるのを感じながら
ヒチョルヒョンに礼を伝え
書庫を出て家の中にいるチャンミンを探した・・・


「チャンミン」


家の中に入り名前を呼んだが返事はなく、シーンと静まり返っていた

?!

まさか?!
外に出たのか?!!
ヤバい!!!

まだチャンミンを探し出す程の力は戻っていなかったが
居てもたってもいられず
焦る気持ちのまま駆け出した







──C.side──


好かれているなんて事は思って無かったけど
いつもなんだかんだかまってくるし
距離感も近いし、スキンシップも多いから、
だから・・・
期待していたつもりは無かったけど、きっと心のどこかで期待してたんだ

好かれていなくとも、嫌われてるワケじゃない

そう思っていた

けど・・・ホントは違った

あの言い方、表情、態度
きっと今まで面倒だったんだ・・・
ヒョンはただ単にじいちゃんとの約束を守っただけで
別に僕に対して特別な何かがあるワケじゃないんだ

・・・そうか、そうだよな・・・・


「・・・はぁ...」


ちゃんと思い出せば最初からヒョンは僕を馬鹿にして
めんどくさそうにしていたじゃないか・・
それなのに・・・抱いてしまった初めての特別な想いと感情に
翻弄されて浮足立って、浮かれていたんだ

僕を拒否るようなあの反応を思い出して
悲しくて心が痛くても、嫌いにはなれない気持ちと
望みなんてものは全くない虚しいだけだと頭では分かっていても
それでも好きだと想ってしまう気持ちで
頭も心もグチャグチャで、これからどうするべきか
どうしたらいいのか答えなんか直ぐに出るはずも無いのに
それでも考えてしまって、どうにかなりそうで誰かに相談したくて
グルグルと考えながら無意識にキュヒョナの家に向かって歩いていた


「・・・・ぃ・・」





「・・・・ぉぃ・・」


??何?


「お前、聞こえてんだろ?


煩いな、誰?なんなんだ?


「?!!!」


あまりにもしつこい声に思わす振り返ってしまった事を後悔した

振り返って見たその姿は
一見、普通の人間の様に見えたが
その身に纏っている空気は異質で禍々しくて
もの凄く嫌な感じを漂わせていた

これはちょっと・・・

本気でヤバい奴だ

妖はその姿がしっかりとハッキリと見えるヤツ程
強力な力を持っている

そこら辺にウヨウヨといる
形を成さないヤツ、小さなヤツ、姿が崩れているヤツ、透けているヤツ等は
一人ずつならそこまで危険な存在ではないが・・・

今、僕の視界の中にいるこいつは
その姿は・・・
妖の中でも最も気性の荒い・・・所謂【鬼】

よりによってなんでこんな時に?!

見えない振り、なにも聞こえていない振り
何か聞こえたから振り返ったんじゃないと云う様な素振りをしていたが
目の前にいるそつは


「お前、絶対見えてんだろ?」


間近でニヤリと舌なめずりをしながら
クンクンと匂いを嗅ぎ間合いを詰めてきた

その鼻息を感じながら、そいつから顔を背けて
見えている事を悟られない様に
テンパっているのを隠し平静を装ってポケットのなかのスマホを握った









ポチ頂けると頑張れます♪



おまけ
   ~昔々のお話~

心を闇に支配されてしまった陰陽師
現実を捻じ曲げた、幻覚を見させられていました

仲睦まじい友人と九尾
友に対するそれとは明らかに違う雰囲気
逢瀬を重ねる2人

友人の隣は・・・
その場所もその目も声も手も心も
自分が欲していたのに

何故・・・どうして・・・妖のお前が
どうして自分ではなく・・妖なんだ


憎い


前の様に優しく笑う事もなく
塞ぎ込む様になった陰陽師
明らかに様子のおかしい陰陽師に
九尾も友人も気付いていました

「大丈夫か?」「どうしたんだ?」
そう2人は声を掛けましたが
陰陽師の耳には

「邪魔なんだよ」「お前のもんじゃねぇよ」
全く違う声が聞こえていました

それでも・・どんなに憎くとも嫌いになれない友人

自分のものにならないのなら

いっその事―――-・・




お久しぶりの更新~
こちらさんの続きです(○´v`○)
おやおや?なんだか不穏な空気??
大丈夫かどっちもwww



北海度――――!!!!
行きたかった・・本当に
ホテルと飛行機、ずっと見てたwww←
本当に行きたかったが・・・
Ʊ”-ʓ(;´༎ຶД༎ຶ`)Ʊ”-ʓ...しゃーなし
サマドリ!!バク宙したみたいですね!!!
見たかったーーー(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡



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