ひまわりの先に 全て妖(あやかし)の所為24
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全て妖(あやかし)の所為24

『全て妖(あやかし)の所為24_Y.side』












外に飛び出し
ほんの少し僅かに戻って来た力でチャンミンの気配を探すと
道の先に微かな気配を感じた

その気配のする方へ
重く鈍い感覚の足を縺れさせながら走っていた

なんであんな傷付けるような言い方をしてしまったのか
悲しい顔をさせたいワケじゃないのに
俺はホントに馬鹿だ

不甲斐ない自分に情けなくなりながら走り
角を曲がった先に見えたチャンミンの後ろ姿に
良かった、無事だった・・・
ふーっと、心に溜まっていた澱を吐き出す様に息をして
走っていた足を止めた瞬間


!!!!!


チャンミンの陰からニヤついた鬼の姿が現れ
空間が歪むのが見えた

マズい!!!!!!

血の気が引くのを感じながら
無我夢中でチャンミンに駆け寄り手を伸ばした


「チャンミン!!!!!」


消えかかる寸前にその手を掴み抱えると
全身に激痛が走った

時空移動

それは時間にすれば一回瞬きをする程の僅かな時間

だけど、生身の人間の身体にはその時空で身を護る術がない
瞬きをするその一瞬で
身体中を見えない刃物で切り裂かれてしまった

抱かかえ護ろうとしたが
護り切れなかったチャンミンも俺と同様に怪我を負い
一緒に鬼が島に連れてこられた

ボロボロになって足元の地面に倒れている
俺とチャンミンに気が付いた鬼がしゃがみ込んで
俺をジロジロと見ていた


「ん?あれ?お前・・・半妖の天狐か?」

「う゛っ・・・」


チャンミンを抱えたまま倒れている俺の髪を掴んで頭を持ち上げると
鬼は薄気味の悪い恍惚の笑みを浮かべていた


「おぉやっぱり、お噂はかねがね・・・・」


ニヤニヤとしながら、じっとりと絡み付くような視線をチャンミンに向け
舌なめずりをしていた

その眼にチャンミンが映っている事が耐えられず
その手を跳ね除け、起き上がり、ダラダラと血を流しながら
そいつから隠す様に、ぐったりと意識を失っているその身体を抱かかえた


「ぷっ、あははははははっ!お前、マジか!それ、そいつお前のか?しかもなんだその姿、あははははっ!心配すんな、お前もそいつと一緒に喰ってやるよ!あははははっ!ヤベぇ、俺凄くね?あははははははっ!!」


高らかに愉快そうに笑いながら
そいつは俺とチャンミンを掴み軽々と壁に投げつけ
逃げられないように足枷をはめた


「煮るか?焼くか?炙るか?生か?どうすっかな~♪」


上機嫌に食事の準備をしているそいつの目を盗んで
徐々に戻りつつある力全て使って
チャンミンの傷を治していた


「ぅ・・・ハァ...ハァ...」


クソッ!足りない
こんな傷、いつもならあっという間に治せんのに
全然足りない!!!

なかなか戻って来ない力に苛立ちながら
ちょっとづつ、少しづつ、傷を治していた

ハァ...ハァ...ハァ....

時間掛かったけど、どうにか・・傷だけは治せた・・・
顔色も少し、良くなった・・・

少しだけホッとして太ももに寝かせていた顔を覗き込んで
にかかった髪を指で摘まんだ瞬間

グラッ...

視界が歪んで、血の気が引いていくのを感じた
ヤバい・・ちょっと・・・あげすぎたか・・・・

壁に凭れ掛かって
浅く速い息を繰り返して、少しだけ目を閉じていた

・・・・

・・・・・・ん?

俺の足で眠っていたチャンミンが動いた感覚に
瞑っていた目を開けたが、血を流し過ぎたせいか酷い貧血で
視界が悪かった

目を覚ましたチャンミンは
やっぱり治しきれなかった痛みで顔を歪ませていた

ちゃんと治せなかった事を謝るとチャンミンは
まだ相当痛いハズなのに
俺を気遣うように身体を起こしたんだが・・・
なんだろう、目線が合ってない様な気がした

少し目を細めて視界を調整するっと
チャンミンは片手で目を隠して辺りをキョロキョロ・・・

ん?!

そのキョロキョロと動かしていいたその眼を
瞳を見て驚いて、身体に痛みがあるのも忘れて
慌てて手を掴んで引き寄せてしまった

痛みで歪む顔とその声を聞き、手を放して
その眼の理由を聞いた

毒だ・・・チャンミンの瞳、特に右目は毒に侵され
視力を失ってしまっている

その瞳の白目は真っ黒になり
黒目に白くヒビが入った様になり、瞳孔は白く濁っていた

その毒は徐々に左目も浸食していて
このままじゃ両目共に失明してしまう

だから、その毒を吸い取って自分の身体に吸収した


「・・・う゛っ・・」


いつもだったら、マズいって思うだけでなんとも無いんだが
まだ力が戻りきっていない身体では
その毒の方が強かった

口が、喉が、胃が・・焼ける様に・・熱く、痛い

身体が震え力が入らない

壁に凭れ掛かり、浅い息を繰り返していると
まだ身体の痛みは回復していないハズのチャンミンが
慌てた声と様子で俺の傷にハンカチを当てていて
今にも泣き出しそうな顔をしていた


「ヒョン、だ、大丈夫・・じゃないですよね」

「・・ごめん、なっ・・・」


怪我をさせてしまった事も
こんな怖い目に遭わせてしまった事も
チャンミンの心情を思い遣れず、酷い言い方をしてしまった事も
好きになってしまった事

全て申し訳なくて・・・
今の俺には謝るしか方法が無かったのに
何故かチャンミンは自分を責める様に謝り
その眼に涙を溜めていた


「ヒョン、ご、ごめんなさい・・ッ、ぼ、僕がっ僕が」

「・・っ、チャンミンの、せ、所為じゃない・・からッ、な?」


何一つチャンミンは悪くないから泣かなくていい
そう思いながらゆっくりと頭を撫でていた

そのチャンミンの向こう側に居た鬼が
大きな斧を手にしたのが見えた

マズい

徐々にではあるが力は戻りつつあるが
恐らく力が完全に戻るのを待っていたら間に合わない

どうする?

どうしたら・・・・

なにか、なにか無いか?!

鬼を見据えながら考えていた時・・・ふと、一案が浮かんだ

もしかしたら・・

いや、上手くいかないかもしれないし、もしかしたらチャンミンになにか・・

不安も過ったが

鬼がこっちに来るのが見えて一か八か


「悪い、チャンミン」

「え?」

「後で、いくらでも怒っていいから」

「へ??」









ポチ頂けると喜びます♪



おまけ
   ~昔々のお話~

深手を負いながらも
陰陽師の所為ではないと、笑顔を浮かべる友人

血塗れの友人の手を握り身体を震わせる陰陽師
慟哭で空気が引き裂かれるようでした

気付いてやれず、一緒に居られなくなることを謝る友人は
優しく微笑み涙を流しながら
陰陽師に素直な気持ちを伝えると息を引き取りました

それを看取った陰陽師は
自分を謀り操ったヤツに十二神将を送り込み敵を討つと
九尾に謝り、その場で自害してしまいました

1人残されてしまった九尾

負っていた怪我は、妖の力で癒し
2人の身体の傷と身なりを治し
骸を一緒の墓に丁重に葬り
その墓の前で独り虚無感に苛まれていました

すると

どこからともなく亡くなった友人の声が聞こえてきましたが
その姿が見えず不思議に思っていると
自分の身体の中からフワッと煙のように友人が姿を現しました






今日はこちらさんの更新~
さて?
浮かんだ案は・・なんなのか
成功すのか否か・・
取り合えず、早く逃げてwwwww←


ウンチェちゃーーーん♡
可愛いわぁ~
堪らない(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
ポッポしてるしーーー(〃艸〃)ムフッ♡
2人とも実家に帰ってゆっくりできてるみたいで
良かった~

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コメお返事~

ぷ****さ~ん

こんばんや~
コメさんきゅっ♪

早くーー!!!戻れ~力~
どうなるかね?
一か八か、上手くいくといいのですが・・・
でもきっと九尾だし妖狐だし、大丈夫でしょう!多分・・←オイ

見たよーー!!!
目のやり場に困った(〃艸〃)ムフッ←バカ
にしても、ホント凄いよね~

プロフィール

Girasol

Author:Girasol
東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

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