ひまわりの先に 全て妖(あやかし)の所為27
FC2ブログ

全て妖(あやかし)の所為27

『全て妖(あやかし)の所為27_C.side』












泣き過ぎて・・・頭が痛い・・・・

泣き疲れていつの間にか眠ってしまっていたようだったが
窓から差す月明かりで目が覚めた

ベッドに座り、ぼーーーっと、いつもより少し大きく見える
丸い月を見上げていた


なんで・・僕だったんだろう・・・・

なんで・・僕じゃないんだろう・・・・


そればっかりを反芻しては、ポロポロと涙を流していると
いつ開けたのか、窓から風が入り、カーテンを揺らし声が聞こえた


「本当によく似ている」


カーテンの向こう・・ベランダに誰かが・・・夜風に長い髪を揺らした
誰かが立っていた

あぁ・・・また妖か
こんな時だろうと、お構いなしなんだな・・・

月明かりを背負って、姿は暗く、顔は見えないハズなのに
微笑んでいると、何故かそう思った

相手にしたら、見えている事に気付かれるから
窓を閉めてもう一度寝ようと、窓に手を掛けようとした時

ブワッ!!

強い風が吹き込んできてカーテンが纏わり絡んできた

鬱陶しい
そう思いながらカーテンを払って窓を・・・?!

窓に手を伸ばしたその視線の橋に
僕のベッドの傍に、人影が見え、ガチッと固まった

いつの間に?!
さっきまでベランダにいて、部屋に入ってくる気配も感じなかった
それなのに、どうして・・

窓を閉めつつ、恐る恐る、直視しないようにその影に意識を向けると
少し見えた姿に、心臓がドクンと跳ねた



着物を着た


透き通るような白い肌


白く銀色に光る長く綺麗な髪



まさかと思いながら、ゆっくりと視線を上げて見えたその顔



紫色の妖美な瞳


化粧でもしているかのような薄紅色の唇



見た事のあるその顔に、勝手に人の部屋に入って来たのか!?
と、睨み付けたけど・・・・あれ?
なんだろう・・・なんか、ちょっと・・・雰囲気が違う??

そこに立って僕を見下ろしているのは、どう見ても
新月の時の姿をしたヒョンなんだけど
何か違和感を感じだ

ん?あ、髪が、今日見た時よりも遥かに長いし
微笑んでるけど、その表情が、ヒョンと違って見えた

いや、でも、どう見てもその顔は


「・・ヒョン?」

「君がそう呼びたいなら、それで構わないよ」


クスリと口元を手で隠しながら笑っていた
その人?妖?の、その声はヒョンの声だったけど
その仕草も表情も喋り方も

ヒョンじゃなかった

身構えて、警戒しながら少しでも距離を取るように後退った


「・・誰?!なんでヒョンの姿してんだ?!」

「その質問は不正解だね」

「は?!」


着物の袖に手を入れながら腕を組んで
首を傾げ僕を見下ろしている、そいつを睨んだ


「向こうが私の姿をしている、が正しい答えだから、聞くなら“なぜ同じ姿なのか?”だ」


なに言ってんだ?とは思うけど
ヒョンと同じ顔でニッコリと微笑まれたら、どうしたって
ドキッとしてしまう

だけど同じ姿をしてても、やっぱりヒョンじゃないそいつを
苦々しい気持ちのまま睨んでいた

ってか、さっきのは・・
どういう意味?ヒョンがこいつの姿をしてるって?


「どういう事??」

「言葉、そのままの意味、君がヒョンと呼ぶ妖が私の姿を真似ているんだよ」


人を騙す事しかしない妖の言う事なんか
信用も無ければ信じるなんて事も出来ない

そんな事、今までの経験で嫌という程味わって
理解してるバズなのに
どうしだろう?さっきから、こいつからは・・妖特有の
背中がゾッとするような嫌な気配を感じない

それは、こいつがヒョンと同じ姿だから
無意識に警戒を解いてしまっているのかもしれない

だけど、所詮、妖だ

信用に値しない

何を言ったとしても、全て嘘だ


「あんたらの言う事を、僕が信じるとでも思ってるのか?!」


疑い眼差しを向けながら、そう言うとそいつは


「彼奴の言う事は信じてるのに?彼も九尾、あー・・今は天狐だったかな?まぁどっちにしても、君の言う“あんたら”の仲間だけどね?」


クスクスと、小馬鹿にしたように笑われた


「あんたらとヒョンを一緒にするな!!」

「おや?それは矛盾してるね、私と君のヒョン、同じ妖で同じ姿なのに、何が違うのかな?」

「!!そ、それは・・ヒ、ヒョンは妖だけど、半妖で半分人間で特別だからっ!」

「それなら、私も元は人間だったよ?」


え?!


「それに、特別なのは君のヒョンではなく、君自身の問題じゃないかな?」

「!!!!」

「その顔は、図星かな?」

「なっ!!ち、違う!!!」


見透かすようなその綺麗な紫色の瞳から目を逸らした

目の前に居るのは、ヒョンじゃない
それは分かってても、その顔に見つめられて
違うと分かっていても、気持ちに気付かれてしまうのが、恐かった

ヒョンが見ていたのは僕じゃない
それなのに一人で勘違いして、どれだけ滑稽だったか
また込み上げてくる気持ちに、喉が詰まりそうになった

あぁ・・・どうして僕じゃなかったんだろ・・

僕じゃないって・・どうして・・・そうならそうと、もっと早く・・・

・・・・あ・・・・・あぁ・・・そうか・・
気付いたからか

僕の気持ちに気付いたから、だからあんな話を僕に・・
自分が好きなのは僕じゃないって、分かってもらう為に・・・

それなのに、僕は・・

最初っからヒョンは、その人の面影を、その人を求めてたのに
勘違いして勝手に好きになったのは僕で・・・ヒョンは何も悪くない

全部僕の所為

ヒョンを責める資格なんて、最初っから僕には無い

項垂れ、また零れ落ちた涙に

自分で自分が嫌になって、溜息が出た


「はぁ....」

「あはははっ!思い込みが激しいのも、考え過ぎる処も、ちょっとユキに似ている」クスッ


ポンポンっと、僕を慰めるように、その妖に撫でられ
妖だから嫌なハズなのに、不快感も嫌悪感も無くて
その手があまりにも優しくて、その困った様に微笑む顔も柔和で
その手ても、顔も、ヒョンじゃないって分かってるのに
やっぱりまだ好きで・・・
思わず縋るように、伸びた手から下がる着物の袖を掴んで顔を埋めて
一頻り泣いた・・・




「少しは、落ち着いたか?」

「・・・・ズビッ・・す、すみません・・グスッ」


妖相手になにやってんだ?って自分でも思うけど
やっぱり、全然、全く、嫌な気配が無くて、勿論、どう見ても、どう考えても
人間では無いって分かっているんだけど
僕が泣き止むまで、袖を引っ張るような事もしないどろか
ずっと背中を優しく撫でてくれていた
そんな相手に、警戒心なんて持てそうにもなかった


「あ・・あの?・・・グスッ」

「ん?」


僕の隣に座って、月明かりを浴びで、白い肌と銀色の髪が
淡く煌くように光っている、ヒョンと同じ姿をした
その人に顔を向けた


「あなたは・・ッ、誰、で、どうしてヒョンッ、と同じ姿なんです、かっ?」


引き付く、呼吸を我慢しながら、どうにか訊くと
ニッコリと微笑んで頭を撫でられた


「そうだね~、その答えを教える前に、九尾・・君のヒョン"ユノ"について君が知らないことを教えてあげないといけないね」

「僕が知らない事?」

「あぁ、君も知ってると思うが、原来、妖狐は美女に化け、人を惑わす、と言い伝えられているだろう?」

「え、あ、はい」

「その伝承は、あながち間違っては無いが、正しくはない、不正解に近い」


確かに、ヒョンもヒチョルさんも、イケメンで綺麗ではあるけど
美女ではないから・・その事を言っているのかと思った


「元々妖狐には、定まった姿は無い」


え??
で、でも、ヒョンもヒチョルさんも・・


「騙そうとした相手、もしくは、呼び出した相手の理想とする姿に姿形が変化する、が正しい答え」

「え?」

「基本的に、事が終われば、姿はまた元に戻るんだが、本人がその姿を気に入ったり・・・終わらなければ、姿はそのまま固定される」


え・・・あ、あれ?
そ、それって・・それじゃあ、ヒョンが今の姿をしているのと
僕の目の前のこの人の姿が同じなのは


『私の姿を真似ているんだよ』


あ・・・

この人・・・

ヒョンが話した・・遥か昔に出逢った

ヒョンが好きな人の・・その相手?!











ポチ頂けると頑張れます♪


すんません、今日はこちらさんUPします(。>д人)
小話の方は、ちょっと色々あって←
修正中なのでwwwwwwwww
にしても、こっちの話も亀だなwwwww
そしてやっと登場した、その人は・・おまけで出て来たあの人です

どうしてもお話を纏める力が育たない...( ꒪⌓꒪)
文才もアイデアもないから、せめて纏める力が欲しい!!!
どうやったら、育つんだろう????謎?????



関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

Girasol

Author:Girasol
東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ランキング参加しとります☆

FC2Blog Ranking

カウンター
現在のアクセス数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR