ひまわりの先に 恋煩いの齟齬3
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恋煩いの齟齬3

『恋煩いの齟齬_3』











「なーキュヒョナ・・」

「んあ?なに?」


机に頬杖をついて、外でダンス練習してるチョン君を見ていた


「付き合うって、なに?」

「は?なんぞ?」

「ん、だから恋人との付き合うって具体的に何をするもん?」

「そりゃ、ナニ‪をするもんじゃね?」ニヤ

「それだけ?」


いつものその揶揄いに、いつもみたく返せず
ボーッと外を・・チョン君を眺めていた


「?なに、マジなヤツ?」

「うん・・・」

「・・・・まぁ、一緒に帰ったり、デートしたり、無駄に電話とかLINEしたり、物理的にも心理的にも距離が近付くもんじゃね?」

「ふ~ん、そう・・・」


そうだとしたら、僕とチョン君は付き合ってるとは言えない
デートどころか、いまだに連絡先すら知らない・・

あれは、夢か、それか僕の勘違いだったんじゃないか?

そう思うようになると、ダンス練習を見に行く事も
朝見掛けても、帰りに見掛けても、近寄る事も躊躇って
挨拶はおろか、顔を見る事すらしなくなった

浮かれ、期待し過ぎていた心は、すっかり疲弊してしまっていた



せめて違うクラスだったら良かったのに
憂鬱な気持ちを抱え
昼休みに図書室で本を読んでいたら先生に呼ばれ
僕のクラスじゃない授業の準備をさせられた

まぁ別に断る理由も無いし気も紛れるからと
化学室へ行き、必要な物を運んで準備をして、教室に戻る途中だった

渡り廊下に差し掛かったら声が聞こえて来た


「あはははっ!マジだ!」

「ウケんだけどww」

「お前ら、うるせぇ」


その声はどう聞いてもチョン君達で
見つからないように、角のところで立ち止まった


「いやけどさー、あいつマジでお前と付き合ってるって勘違いしてんじゃん?」

「は?!」

「そうそう、思わせぶりな態度取ってっからなー」

「あ゛?俺がいつ?!」

「はいはい、気付いてねぇ時点でOUT~!」

「あーあー、弄ばれちゃって、可哀想に」

「ユノヤ~、んな事ばっかしてっと、可愛い本命ちゃんにチクんぞ」

「お前ら、マジでいい加減にしろよ?!」

「人たらしスキル高すぎな!」

「だから、俺はなにも」

「どうせ、無駄に優しい言葉でも掛けたんだろ?」

「それな」

「そうそう」

「無意識が一番タチ悪いわ~」

「面白いから罰ゲームで告れって言ったお前らの方がタチ悪いだろうが!」

「あはは~!言えてる~」

「けどよー、そのお・・・・だろ・・」

「・・ちげ・・・・」

「あはははは・・・・」


どんどんと遠ざかる声と、聞いてしまった会話


『付き合ってると勘違いしてる』
『思わせぶりな態度』
『可愛い本命』
『無駄に優しい言葉』
『面白いから罰ゲームで告白』


それって・・・・・

僕は・・付き合えたと、本気で喜んで、浮かれてたけど・・・・

ホントは可愛本命がいて

面白半分で、罰ゲームとして告った・・・

そうか・・・・

向こうから何も言ってこないのも
話し掛けてもそっけないのも
目が合っても無視されるのも
いまだに連絡先を知らないのも

全部・・・・

僕を揶揄ってただけで
あの笑顔も、名前を知ってたのも、あの言葉も、全部
本気じゃなくて罰ゲームの一つで・・・

あははは...

それなのに、僕は本気にして・・一人で舞い上がって・・・バカみたいだ
いや、みたいじゃなくてバカにされてたんだ・・

勝手に勘違いして盛り上がってる僕を見て面白かった?
きっと、笑えるぐらいに滑稽だっただろう

あぁ・・・・消えたい・・

勝手に勘違いした僕が悪いけど
ショックで、チョン君がいる教室に行きたくなくて
人生で初めて仮病を使って保健室で腐っていた


「シム、開けるぞ」


カーテンの向こうから
保健室のキム先生が声を掛けながらカーテンを開けた


「体調どうだ?」

「・・・・・」


体温計を返すと、僕の様子を窺っていた


「熱はないみたいだが、顔色が良くないな」

「・・すみません」


項垂れ謝る僕にキム先生が
宥めるように頭をぽんぽんと撫で「どうした?なんかあったか?」と
その手も、声も優しくて、堪えていた気持ちが
零れ落ちてしまった


「ん?なんだ、いきなりだな」


グズグズと膝を抱えて泣く僕の背中を
キム先生は何も言わずに、落ち着くまで撫でてくれた




「ちょっとは落ち着いたか?」

「ズビッ・・はい、すみません・・・グス」


特別だぞ?と、入れてくれた、温かい紅茶を飲んでいた


「相談するヤツいないんだったら、聞くが?」

「います・・ッ」

「なら、大丈夫か?」


相談なキュヒョナに、そう思ったけど・・
キュヒョナとイ君は、親戚で、はとこで、チョン君の友達だから・・言い難い
だから、先生の言葉に頭を横に振った


「少しの間だけ・・ここに来てもいいですか?」

「教室に行きたく無い理由あんのか?」

「・・・はい・・」

「ふ~ん...まぁ、俺は別に構わねぇけど、勉強は・・・・・大丈夫か」

「はい・・」

「じぁ、俺から担任にテキトーに理由付けて言っとくわ」

「ありがとうございます・・グス」


お礼を言うと手を差し出されて
飲み終わったカップを渡しながら、ジッと先生を見ていた

何も言わず、何も聞かずに、そう言ってくれた事、凄く有難いけど
理由を突っ込んで聞いてこない事を不思議に思った


「先生?」

「ん?」

「理由、聞かないんですか?」

「聞いたら言うのか?」

「それは・・その・・・」


自分で聞いといて口篭るのは、どうかと思うけど
『好きな人からの冗談を真に受けて、惨めで笑いものになった』
と、口にしてしまう事に耐えられそうにもなくて
抱えた膝に顔を埋めて、小さく、すみません、と謝った


「別に無理矢理聞くつもりはねーよ」

「すみません・・けど、サボりだとか、勝手に休ませてるって、他の人とか先生とかに言われたりしませんか?」

「あははっ!お前は、んな事気にしてねーで、ガキはガキらしく青春して悩んどけ」


ピンっとデコピンをされた所を手で撫でていた


「ん?そういや、お前、鞄は?次で授業終わりだろ?」

「あ、はい・・」

「どうする、早退するか?それとも、あらかた帰るまでここにいるか?」


正直、早退して自分の家の自分の部屋に閉じ篭もりたかったけど
教室に行ってチョン君の姿を目にする気になれなかった


「・・・・・皆が帰るまでいます」

「帰ったと思って教室行ったら、お前の原因の何かが残ってるって事はねーか?」

「あ・・・」


それは有り得る・・・どうしよう


「あー・・、今お前のクラスって担任の授業か?」

「え?あ、はい」

「ん、らな、トゥギならついでだから、鞄持ってきてやるよ」

「え」

「お前は、大人しく凹んで待ってろ」


そう言うなりキム先生は
シャッとカーテンを閉めて保健室を出て行った











ポチ頂けると頑張れます♪


おまけ
   ──教室での一コマ──

チャンミンの教室に向かったキム·ヒチョル先生
授業中に、なんの前触れもなく、ガラガラと扉を開けると
全員驚いて視線を向けた

レラ「あー、悪いトゥギちょっと」

ちょいちょい、と手招きをするヒチョルに
呆れつつも「はいはい」とドアの方へ

レラ「シム、暫く俺んとこで預かるから」
トゥギ「どうした感じ?」
レラ「教室がダメっぽい」
トゥギ「そうか…大丈夫そう?」
レラ「どうだろうな」

そう言いながら、教室を見渡すヒチョル

レラ『どいつだ?』
トゥギ「レラ?」
レラ「ん?あーそれと今日は早退させるから…」

ポツンと一つだけ空席の机を見つけ
ツカツカと近付き、前の席に座ってるキュヒョンに声を掛けた

レラ「ここシムの席?」
ギュ「はい」
レラ「荷物は?これだけ?」
ギュ「あ、机の中の…」

そう言って、チャンミンの荷物を纏めるキュヒョン

ギュ「チャンミナ体調悪いんですか?」
レラ「ん?まぁそんなとこ、心配なら自分で連絡して聞け」
ギュ「そうします」

ヒチョルとキュヒョンが話しているのを
ユノが頬杖を付きながら、じっと見据え
そのユノにドンヘが何かコソコソと話し掛けていたが
ユノはヒチョルを睨んでいた

レラ『虐めかそれとも…どっちだろうな、チョン·ユノ』

ユノの視線に気付いているヒチョル
横目て見ながらニヤリと不敵に笑みを向け
そのまま教室を出て行った




今日はこちらの高校生ホミンをUP(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ"
なにやら、色々とありそうな予感・・・・
ってか、何気に短編といいつつ多分だけど
10話ぐらいありそうな予感wwwwwwミアネwww

小話は・・・明日、UPできたらいいな~
どうかなー・・ってか小話終われるのかなー
|_-)ジー.....アヤシイ



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ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

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