ひまわりの先に 全て妖(あやかし)の所為30
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全て妖(あやかし)の所為30

『全て妖(あやかし)の所為30_Y.side』












話をすると腹を決めても
それでもやっぱり、ドキドキと不安になるもんなんだな

一段、また一段と階段を上がり
チャンミナの部屋の前で一つ深呼吸をしてから
ドアをノックしたが


「・・・・・・・・」


返事がなかった
寝てしまったのか、それとも俺とは話す気にならないのか
あいつとは話をしてたのに、俺とは・・・

今はまだ無理強いしないで
このまま部屋から離れた方がいいのかとも考えたが
『今は逃げるべき時ではない』
そう言ったユキの言葉を思い出し、その場に留まった


「・・チャンミナ?」


名前を呼ぶと、微かにチャンミナが動く気配を感じた


「・・・・起きてるか?」


これで返事がなければ、俺とは話をしたくないって事だ
返事が来るのを、不安を抱きながら、チャンミナの声を待った


「・・・・・・なんですか?」


ドアの向こうから、小さいく微かに震えた声が聞こえ
安堵の息が漏れた


「話を・・・・しないか?」


そう聞いてみたが、返ってきたのは沈黙だった


「・・・・・・・・」


やっぱり、今さっきで・・また話をするってのは無理だったか
時間を置いた方がいいかと
また明日にする、そう言おうと口を開くと

ガチャ

そっとドアが開いた


「チャンミナ・・」


様子を窺う様に顔を覗き込む俺から
チャンミナは顔を逸らすように俯いていた


「・・・・・話・・・って、なに?」


そう言いながら俺に背を向け、ベッドの方に移動し座り
おずおずと俺を見上げた

その様子に、部屋に入っていいんだと
話をしてもいいんだと分かり、ドアを閉めチャンミナに近づき
見下ろしたチャンミナの目元も綺麗で大きな瞳も
真っ赤になっていた

こんなにも泣かせてしまった事実に、胸が痛み
考える前に体が手が勝手に動いて、その涙袋を撫でていた

そんな考えなしな俺の行動に
チャンミナはなんとも言えない、複雑な顔でじっと見上げていた


「・・・・・ごめんな」

「・・・それ・・どういう意味で謝ってますか?」

「え?」

「なにに対して謝ってんですか?」

「それは・・・」


何をどう言ったら誤解させずに済むのか
俺の気持ちを、妖である俺が、そんな事をホントに口にして
伝えてしまっていいもんなのか

この期に及んでもまだ、拒絶されるのが恐く
躊躇していたが


『私達の二の舞になるなよ?』


そう言った、哀し気な顔をしたユキを思い出すと
あの時の、遥か昔の、どうしようもない後悔が蘇った


「・・・・・ヒョン?」


不安気で傷付いた様な顔をするチャンミナの
その隣に座って、一つ息を吐いた


「泣かせた事も、言葉が足りなかった事も、俺に・・勇気がなかった事も、全部・・・俺が悪かった」


俺の言葉がどういう意味なのか
その意味を探る様に揺れるチャンミナの瞳を見詰めた


「・・ヒョン?」

「ん?」

「ヒョンにとって、あの人が特別って・・・それって・・・・その・・・・・」


言い難そうに尻つぼみなっていたが
何が聞きたいのは分かった


「あいつは・・あいつ等は今の俺の始まりのきっかけで、色んなもんを教えてくれたからな、そういう意味で特別な存在だ」

「・・・で、でも・・ヒョンは、あの人を」

「あいつと、お前は、違う」

「!!」


チャンミナの言葉を遮る様に、今度こそキッパリと言うと
大きな目をさらに大きくしていた


「チャンミナはチャンミナで・・」


あーヤバい、心臓が飛び出しそうだ


「俺が護りたいのも、大事にしたいのも、全部チャンミナで、あいつでも、あいつの面影でもねぇよ」


緊張と不安で、カッコ悪いが・・手が震える


「俺は、お前の事が・・」


震える手で、チャンミナの頬に手を伸ばし


「好きだ」


その言葉を口にすると
チャンミナの顔も耳も真っ赤に染まっていた


「チャンミナ」


その顔は、その表情は、お前も俺を・・・
気持ちを確かめる様に
真っ赤に染まった頬に手を伸ばし触れようとした

その瞬間




ぶわっっっ!!!!




と、チャンミナのあの匂いが一気に開花する様に
強烈に香りだした


「っ!!!!!」


う゛っ!!!
なんだコレ?!!!
ヤ、ヤべぇ!!!!!!
これ、マジで冗談になんねぇ!!!!

涙目で顔を赤らめ俺を見上げるチャンミナは
さっきまでの不安そうな顔ではなく、嬉しそうで、幸せそうで
俺の気持ちが、拒否られてはねぇのは分かったが

余りにも強く濃く誘うような匂いに
今にも理性が崩れ落ちてしましそうだった


「チャ、チャンミナっ・・これ、ちょっと////」

「ヒョン、僕・・あのっ////」


触れようとした手を引っ込め身体を引くと
それを追いかける様に、俺に近づこうとするチャンミナから
口と鼻を塞ぐ様に手の甲を当て、もう一方の手をチャンミナに翳し
距離を取るように数歩、後退った


「ちょ、ちょっと待て!!///」

「え?・・・ヒョン?」


眉を下げ、傷付いた様な顔に誤解させた事に気づいた

クソッ、なんで今、このタイミングでこんな匂い?!
折角、気持ちを伝えてられたってのに
なんで、またこんな・・


「チャンミナ、誤解すんなよ?///」

「・・・・誤解?なにが?僕を好きだって言った事が?」

「ち、ちげぇから!そっちじゃねぇって!!///」

「なら、なんで僕から逃げるんですか?」


立ち上がり距離を取った俺を睨みながら
チャンミナが立ち上がり一歩近づいたが、距離が近づくと
より一層匂いが濃くなった


「っ!!!」


ヤバい!!マジやべぇって!!!!////
なんだこの匂い////
マジで理性がぶっ飛びそうだ

さっきからドクドクと煩く速く鳴る心臓と
全身を流れる血液が沸騰するような感覚と
込み上げてくる強烈な欲求とその匂いで
息は荒く、意識も少し朦朧としてきた


「フーッ...フーッ..フーッ...」

「??ヒョン?大丈夫?」


さすがに俺の様子がおかしい事に気付いたようで
今度は心配そうな顔をしていたが

これは・・・

・・マジで・・・

・・・・冗談抜きで・・・ヤバい

ホントにこれ以上その匂いを嗅いだら、堪えきれない

嫌、ホントにもう・・・・


「ご、ごめん・・チャンミナッ・・」


限界で

耐えられなかった


「え?!ちょ、ヒョ、ヒョン!!?」











ポチ頂けると嬉しいです☆


こんばんわ~
またまたまた、お久しぶりな、こちらさんのお話~
ちょっと短いですが、キリがいいので…ミアネ_|д・) ソォーッ
って、折角いい雰囲気になりそうだったのに
なんか・・どうした??この展開wwwww
大丈夫か????←


業務連絡~
第2回?プレゼント企画について、ですが
恐らく2名程、コメント頂いていない方がいるかと・・・
暫くしたら、トップにある記事は消してしまうのですが
もし、ご希望であれば記事が無くても
いつでもコメント下さい( ¯꒳¯ )b✧


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ジャンル : アイドル・芸能

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No title

このおはなしの続き、ありがとうございます!
ぜひ、私たちが望むような?!展開に持ってってくださいね( *´艸`)

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東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

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