ひまわりの先に 3つの"しこう"(不協和音)8
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3つの"しこう"(不協和音)8

『3つの"しこう"(不協和音)8_C.side』











その低い声に嫌な予感しかしなくて
動悸が激しく鳴り、自分の心臓の音が耳元で聞こえるようだった

言いたい事も、聞きたい事も山のようにいっぱいあったハズなのに
いざ先生の声を聴いたら、言いたかった言葉や
聞きたかった言葉が喉の奥に詰まって
何一つ言葉にならなかった


「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」


暫く沈黙が続いたが、様子を窺うように先生が僕を呼んだ


「チャンミナ?」

「っ、なに?」


少し涙ぐんでしまった事を悟られたくなくて、平静を装って返事をすると


「・・・・・はぁ


小さく先生の溜息が聞こえた

溜息・・それは、その溜息はどういう意味?


「ユ、ユノ、あの・・」

「チャンミナ、話があるんだけど、今、平気?」


僕の言葉を遮るように聞かれた


「え、あ、はい・・」

「ごめんな」


え?


な、なんで謝るんだ?


どうして?


・・・あ



い、嫌だ!!



嫌だっ!!!!



聞きたくない!!!!!


「な・・ご、ごめんって、アハハ..いきなり何言ってんですか?あーもしかしてまた、変な事でもしたんですか?それか変態染みた物でも買ったか?」


その言葉の続きを聞きたくなくて
揶揄うように、茶化すように言い返して
どうにか誤魔化して話を逸らそうと悪足搔きした


「ごめん、チャンミナ」


だけど先生には全く通じなかった


「さっきから・・な、に謝ってんですか?別に謝られるような事なんかないですよ?」

「いや、あるんだ」


嫌だ!!!!


「そんなもの、無いっ!聞きたくないっ!!!」


焦り、不安、恐怖、惧れで思わず、息荒く声を荒げてしまった


「・・・聞いて、チャンミナ」


だけど僕とは正反対な冷静な先生のその声に


ホントにもう・・ダメなんだと・・・


込み上げてくるものを堪え耐えながら、聞くしかなかった


「暫くの間、離れて暮らそう」


!!


「・・・・・・・・んで?」

「ん?」

「なんでですか?理由は?」

「それは、おr・・」

「暫くって、どの位?暫く離れたら、また元に戻れんですか・・ッ?!お?!」


先生が何か言おうとしたのを、捲し立ててかき消し
視界が歪むのを、手の甲で拭っていた


「僕に非があるならッ、そう言えばいい・・」

「そんなもの無いよ」


僕に非が無い・・・・

それは、裏を返せば僕が何をしても、何を言っても

もう気持ちは固まっていて、無駄だって・・・そういう事


けど


"暫く距離を置く"って、一縷の望みがある
そう思ってもいいんだろうか?


「・・・・暫くって、どの位?1週間?10日間?1ヶ月?」

「その時が来るまで」

「????」


期間を聞いたのに、その答えがそれって・・・

こんな時でも先生が何を考えているのか
その言葉の意味も思考回路も分からなかった


「はぁ...意味分かんねーんですけど?ズビッ」


鼻を啜りながら、受けたショックが余りにも大き過ぎて
全く頭が回らなかった


「チャンミナ、分かってると思うけど、一つ言っとく」

「・・はい」


力なく返事をすると


「嫌いになったとか、別れたいとか、そういう事じゃないからな?そこは勘違いするなよ?」


優しい、いつも通りの先生の声でそう言われた





って・・・・





はぁぁぁああああああ゛っ??!





え?いやいやいやいやいやいやいや!!!!!
分かるかーーーーーーっ!!!!!!

って、おい!!ちょっと待て!!
違うの?!!そういう事じゃないんだったら
余計に意味が分かんねーよ?

え?!嫌いでも、別れたいとかでもないのに
電話にも出ず、僕を避けて、距離を置こうって、離れて暮らそうって??

どういう事ーーーー????

なんだ?なんなんだ??マジなに言ってんだ??
なにがしたいんだ??

頑張って色々と、変態脳の先生の言った言葉の意味を考えてみたが
ただただ余計に混乱するだけだった

ヤバい、全然これっぽちも理解出来ない
多分これ、僕がなにをどう考えても分かんないやつだ・・・

そう考え至り、途中で考えるのを放棄した


「・・なら、なんで離れる必要があるんですか?」


その時、以前、先生の身バレの危険があって
離れていた時期があった事を思い出した


「もしかして、また記者に?」

「違うよ」

「じゃあ、どうしていきなり・・」

「必要だから」

「だから、何がどう必要なんですか?!」

「多分、ここが俺の限界なんだ」


?????
何が言いたい????

先生の話に首を傾げながらも、その声は言葉通り
切羽詰まったような、そんな声に聞こえた


「だから、チャンミナ」

「・・なんです?」

「今から言う事、しっかり考慮して。答えを聞いたら、取り消すことも、無かったことにも出来ないから、ここがホントに最後のチャンスだって、ちゃんと理解して欲しい」


最後のチャンス???


「??・・・は、はい」


先生が何を言うのか、見当も付かないまま
どんな話をされるのか、また少し不安を感じながら身構えていた


「ここで引き返して、元に戻って世間一般に言う"幸せな人生"を歩むか、それとも、このまま俺との未来を歩むか、どっちか選んで欲しい」




ん?




んん???




なんて????




あ、あれ???ちょっと待て・・・



なんか、コレって・・なんか・・・・プロポ・・・・え?!いや、待て待て
前もそうだと思って、違うって言われた事があったし
いくらなんでも、普通、電話でって事は無いよな?

あ・・でも、先生は普通じゃないし・・・え?!
え?なに?!コレ、どっちだ????


「ユ、ユノ?」

「ん?」

「あの、ちゃんと会って話しませんか?」


先生の顔が見えないと、余計にどういう意図なのか判断できなくて
僕を嫌っても、別れる気もないなら、会って、顔を見て話しがしたかった


「それは、ダメだ」

「なんでっ?!」

「今、会って話をしたら、俺は俺の望む方を選ばせる自信がある」


そんな事ない!と、自分の事は自分で決める!!
と言いたかったが


「チャンミナは、俺の手にも、俺からの快楽にも弱いだろ?だから、こうやって電話で話をしてる」

「う゛っ・・・」


否定出来ず、ぐうの音も出ずに口を噤んだ


「俺が言った事、ちゃんと考えてね?」

「けど、それ考える必要ありますか?僕はユノの事・・」

「チャンミナ」


もう答えなんて決まってるから、今それを伝えようとしたら
名前を被せる様に呼ばれ、制された


「安易に答えを出さず、ちゃんと考えて欲しい。どちらを選んでも失うものがあるだろ?代償を払うのは俺よりチャンミナの方が大きい。だから、しっかり冷静に理性的に考えて後悔しない方を選んで欲しい」

「・・・・・・」


なんだそれ


「だから答えが出るその時まで、連絡も無しで、離れよう」

「・・・・・・」


そんな理由


「その時が来たら、連絡して」

「・・・・・・」


そんな事


「・・・チャンミナ?」


先生の話を聞いてたら、徐々に沸々とイラ立ち初めていた

僕がどれだけ不安で怖かったと思ってんだ?!
相変わらず、ホントに!ホントーーーにっ!!!解り難い!!

けど、こうなると先生は、今僕が何を言っても、誰が何を言っても
自分を曲げないのは十分過ぎる程に理解している
だから、言う通り考えてみる

考えてはみるけど!!!


「・・・・・んの、意固地!!意地っ張り!!頑固者!!!」

「うん、だから、ごめん」


最初にいきなり謝ったのも、この所為なんだろうと
解ったけど、だからと言ってそれで
腹の虫が収まるワケもなく


「分かりましたよ!!言う通りに考えて、答えが出るまで、お望み通り、連絡も、会ったりもしません!!だからそっちだって、連絡してこないで下さい!!それじゃっ!!!!!」


ムカムカしながら勢いに任せ、電話を切って見たスマホの画面
ずっと未読で不安だったメッセージが、全て既読になっていて


『ごめん、チャンミナ、愛してるよ』


そのメッセージを見て、気が抜けたように
その場に、ヘナヘナとへたり込んだ

振り回されて、不安になって、安堵して、驚いて、呆れて
一度に色々と起こり過ぎて頭がパンクしそうだった

あーーー!!
あーーーーっ!!!
もぉーーーーっ!!!!!
ホント・・・どんな思考回路だよ?特殊過ぎだろ!!

本気で呆れつつも、さっきまでの不安の影に押し潰されそうだった胸は
いつの間にか綺麗さっぱり、軽くなっていた

やっと、息が出来て、自分の足も体も頭も動くようになった感覚だった

もうそれだけで、僕の答えは出ているんだが
それでも、先生がここまでして『最後のチャンス』とまで言うって事は
生半可な覚悟じゃダメだって意味だと思う

だから

先生が、ここまでするように

僕も、きちんと
失うものがある事や代償を払う事を、先生が言った
その言葉の意味に真摯に向き合って、考えた上で返事をしなければならない

先生に貰った、シャツの下にあるリングを触りなが

スクッと立ち上がっり

真っ直ぐと前を向き

歩き出した











ポチ頂けると嬉しいです☆



おまけ ――帰社したチャンミン――

色々とあったが、気持ちがスッキリしたチャンミン
意気揚々と社に戻り仕事を始めると

レラ「おい、シム」
チャミ「(ビクッ!!)」

編集長に呼ばれて
別に疾しい事はないのにビクッと体を跳ねらせた

チャミ「は、はいっ!!(汗)」
レラ「話がある、ちょっと来い」

ツイッと顎で付いて来いと言われ
いつもに増して、ヤバい雰囲気の編集長に
嫌な予感を抱きながら後を追った

チャミ『ぼ、僕、何した?!なんかミスった?!』

ドキドキしながら会議室に入ると
ギロッと、あの大きな圧のある目で睨まれた

チャミ『ひぃぃぃぃ!!!!な、なに?!なにーー?!マジでなにしたーーー?!(滝汗)』
「あ、あの編集ちょ‥」
レラ「おい、どうなってんだ?」
チャミ「へ?え??な、なにがですか??」
レラ「お前ら別れたのか?!」
チャミ「!!!え?!ち、違います!!別れてないです!!」

疑うように、探るようにじーーーっと
チャンミンを見据える編集長

チャミ「オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ」
レラ「(嘘じゃなさそうだな…だったら)喧嘩でもしてんのか?」
チャミ「いえ、喧嘩は、してないです」
レラ「ならなんであいつが俺に、暫くシムの代わりに担当をしろって言ってくるんだ?」
チャミ「(先生こんな事も仕事が早いっ)あ、あのそれはー‥その…」
レラ「どういう事だ、シム、はっきり言え」ギロッ

圧を掛ける編集長に、迷惑を掛ける事になるからと
正直にユノとのあらましを説明すると

レラ「はぁぁぁあああ....(苦悩)」
チャミ『あわわわわ...(꒪ω꒪υ)』

でっかい溜息を吐かれ、頭を抱えられた

レラ「あの馬鹿、ったく…チッ、面倒掛けやがって」
チャミ「す、すみません…」ビクビク
レラ「ん?あ、いや悪い、これはあいつの悪い癖みたいなもんで、お前は悪くない」
チャミ「癖、ですか?」
レラ「あぁ、偶にな、特異な思考回路に閉じこもるんだが、まぁ今回はシム絡みだから余計に、って事だな」
チャミ「????そう、なんですか?」
レラ「まぁ、取り合えず理由は分かった。あいつの事は暫く俺がするから、お前はお前のやるべき事をしろ」
チャミ「あ、はい」

仕方ないといった顔で、ポンッとチャンミンの
肩を叩いて手を置いた編集長

レラ「手に負えないと思うなら、引き返せ」ボソッ

耳打ちする様に横目で見ながら忠告していた
その言葉にイラッとしたチャンミン

チャミ「ジロッ...嫌です」ムッ

睨み返し、食って掛かるように言い返していた
そんなチャンミンに編集長はニッコリとほほ笑んで
グシャグシャっと頭を撫でた

レラ「だろうな、まぁ、頑張れ」

楯突いた事にハッとしたチャンミン

チャミ「は、はい!!す、すみません(汗)」

先に会議室を出る編集長に
頭を90度に下げるチャンミン

レラ『チャンミンがもし離れる方を選んだら、多分あいつは……まぁ、それは無いか』クスクスッ


・・・・おまけ長っっwwwww読み難くてスミマセン...
とりまチャンミンのターン終了!!!!
ってかwwwwwwwwwww
変態先生の思考回路が特殊過ぎてwwww
今回もチャンミン大変だねーーーー←
さてさて、次はユノのターンですが・・・
長くなりそうな予感よねーーー...( = =) (遠目)


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ホミンが大好物!!!!!!
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