ひまわりの先に 3つの"しこう"(その時)2
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3つの"しこう"(その時)2

『3つの"しこう"(その時)2_Y.side』











耳を赤らめ、満更でもないその様子に


あっちの方が運命だとしたら、俺は俗に言う当て馬か


なんて、今までこんな風に
自分と相手との事で悲観的な想像をした事も、考えた事もなかったが
そうなってしまう位に、夢中だって事か・・・

赤い耳と丸い後頭部を見つめながら、可笑しな思考に浸っていると


「お客様?」


コンシェルジュが様子を窺う様に声を掛けてきた
振り向いていた顔を元に戻し、宿泊期間延長について
いくつか確認し手続きを終え、もう一度振り向くと
チャンミナと女性は、まだくっ付いたまま親しげに話をしているようだった

いつもの俺なら、素知らぬ顔をしてチャンミナに近付き声を掛け
狼狽えるその姿に嬉々として楽しんでいただろうが
今の俺には、それすらままならない

声を掛けたらきっと
表情管理すら出来ず、余計な事を口走ってしまうだろう
そんな事になったら、距離を取ろうとしている事の意味をなくしてしまう

だから、下手に声を掛けない方が得策だ、と視線を外し背を向け
そのままホテルの部屋に移動したが・・・

靄の掛かった気分は一向に晴れる様子はなく
モヤモヤしたまま部屋でPCに向かっていたが、何も手につかなかった

まぁ、取り合えず今回の締め切り分までは終わってるからいいが
この調子だと・・・ちょっとヤバそうだな

はっきり言って、俺は今までどんなに締め切りが厳しくても
身の回りでなにかあっても、原稿を落としたことは一度たりとも無い
話が書けない、進まないなんて経験も無かったんだが


「・・・・はぁ...」


ピタリと止まったままの画面を見据え溜息が漏れた

これが世間一般的に言われている『スランプ』と言っていいのか微妙だ
理由もなく書けなくなった、ってワケではない
理由はハッキリしている

俺の思考全てがさっきラウンジで見掛けた
耳を赤くしたチャンミナとその腕を掴んだ嬉しそうな女性
その時の情景がエンドレス再生され、想像力豊かな脳が
勝手に肉付けしているからだ

話を書こうとしても、さっきの二人の嫌な想像と台詞がi幾度も浮かび
何も書けず、ただただフラストレーションが溜まるだけだった

ふぅ、と息を吐きながら落とした視線にスマホが見え
暫く前に通知画面で見たチャンミナからの「連絡下さい」って
LINEを未読にしたままだった事を思い出し、スマホに手を伸ばすと
ポロ~ン♪と、丁度新しいLINEが届いた

『すみません、今日は帰れそうに無いので、明日、確認します』

そのメッセージから、恐らく仕事で何かあったんだろうと、予想がついた
急遽徹夜になることも、締め切り間際は泊まり込みになることもしょっちゅうな
仕事だと分かっていて予想もしてるってのに、その頭の片隅で『もしかして、あの女性と・・』と
憂慮する自分がいた

本格的にダメだな

使い物にならない頭に嫌気が差し、こんな状態ではチャンミナにも会えないと思い
今日本来なら手渡すハズだった原稿をデータでメールし、PCを閉じ
そのままふて寝した

夜中に目が覚めるとチャンミナから原稿を確認した事と
少し俺の行動を不思議に感じたようなLINEも入っていたが
まだ俺の行動に気付いている感じではなさそうだった

いつも通りを装ってLINEを返信した、その日から
家には荷物を取りに帰るだけでホテルに泊まり、店とホテルの往復をしていた

あの『帰れなくなった』とLINEを貰った2日後、チャンミナから着信があった


「あ・・ユノ?」

「ん?どうした?」

「・・今、ドコですか?」


俺の所在を聞いてくるその声は明らかに力が無く疲労が滲み出た声で
疲れ切っている、そんな声だった


「店だけど」

「あー・・お店、なんですね・・・・・」

「おい、大丈夫か?」

「・・え?あー、はい・・・あ、えぇっと、その・・お店・・・か・・店・・・んー・・・・」


喋るのもしんどそうで、恐らく睡魔も襲ってきているのか
話しが途切れ途切れで、不明瞭だった


「チャンミナ?」


心配になり声を掛けると、申し訳なさそうに謝った


「ユノ・・すみません・・・・」

「ん?なにが?」

「・・・無理、みたいで・・・その、ちょっと・・今日は・・・疲れが・・・・なので、お店に・・ユノに・・・・」

「謝る必要ないから、疲れてんだろ?」

「・・・うん・・そう・・だけど・・・あー・・でも・・・」

「いいから、今日はちゃんと休め」

「・・ん、ごめん・・・」

「ホント、いいから、な?」

「うん・・ごめん・・・」


それじゃあ、と言ってチャンミナは電話を切ったが、心配になった
また、いつもみたく途中で力尽きて変なところで
寝てたりしないだろうか?・・風呂の中で寝落ちなんかしたら、さすがにヤバいな
極力チャンミナ俺からは会わない様にしているが
それとこれは別だ

一気に心配になり、カウンターを出てstaff Roomから上着を掴んで
シウに、チャンミナが心配だからちょっと家に帰る、と言って
慌てて店を出て車を走らせた

焦燥感に駆られながら玄関を開けると
いつもならキチンと揃えられている靴が乱れ脱ぎ捨てられ
嫌な想像にざわざわと背中がざわついた

バタバタと家に上がり「チャンミナ?!」と
声を掛けても返事はなく、そのままバスルームに行くと
使用した形跡はあったが、チャンミナの姿はなく、安堵した息を吐きながら少し項垂れた

はぁ...取り合えず、良かった・・・

悪い想像は想像でしかなく、杞憂に終わって心底ホッとした
開け放ったバスルームの扉を閉めて、リビングルームに向かう前にランドリーとトイレを
覗いてみたが、チャンミナはそこにもいなかった


「チャンミナ?」


声を掛けながらリビングルームに入ると、ソファに凭れる丸い後頭部を見付けた
もう一度「チャンミナ」と声を掛けたが返事は無く
覗き込むと、少し口を開け爆睡していた

その姿に胸を撫で下ろしたが、疲れが色濃く残った顔に、別の意味で心配になった
それにしても相当疲れていたんだろう
タオルを首に掛けたままで、髪は濡れたままだし、パジャマも裏表逆だった

スース―と寝息を立てる、その可愛らしい顔に張り付いた濡れた髪を
指で退かしても、チャンミナはピクリともしなかった
毎回だが、こうなるとチャンミナは、ちょっとやそっとの事では目が覚めない

寝ているチャンミナのパジャマを脱がし直して
濡れている髪をドライヤーで乾かしている間もチャンミナは
気持ちよさそうに眠ったままだった

ぐっすりと眠っているその身体を抱え上げ、ちゅっとおでこにキスを落としベッドに運んだ
そっと下ろしたその姿を愛でる様にベッドに座り、眺め見下ろしていた

あぁ...ホントに相変わらず可愛い・・・

堪らず、くるんとカーブした長い睫毛にふんわりと触れると
擽ったかったのか、少し眉間に皺が寄った

そっと指で頬を撫で、包むように頬に触れると
眉間の皺が消え、気持ちよさそうに俺の手に顔を摺り寄せた
深い眠りについているハズなのに
有効な自分の手と、その強烈なフェチに顔が緩んだ

頬に添えている親指で、触り心地のいいその頬を
緩々と撫でながら思いを巡らせた

これは、どうやっても無理だ

なにがどうあったとしても、どんな手段を使われたとしても、どんな事があろうとも
俺からは、手離してやれない
それだけは絶対だと、断言出来る

ここまで誰かを貪欲に欲した経験がない
チャンミナを独占する手段も方法も、正直いくらでもあるが
その方法の殆どが非情で、所謂、人の道に反した不道徳なものだ

それを使った瞬間に俺は"向こう側"に行ってしまうし
その手段を取ってしまうと、チャンミナはきっと壊れてしまう
まぁでも、それはそれで・・・・・・・・・おっと、ヤバいヤバい
淀み歪んだ思考に沈みそうだったが、可愛い寝顔に意識を戻した

俺は俺が考えていたよりも、相当ヤバい奴だな

クスッと自嘲的な笑みが漏れたが、そんな自分がいるのは百も承知だ
けれどそれは脳内に存在するだけであって
現実にチャンミナを傷付けるような、そんな嗜好は一ミリも持ち合わせていない

まぁでも似た分類として
チャンミナをドロドロに甘やかして、俺からの快楽で
精神的にも肉体的にもぐちゃぐちゃにしたいとは、常々思っている

ぐっすりと眠っているチャンミナを見ていたその口から
涎がツツっと垂れたのが見え、ペロッとその唾を舐め上げ
そのまま唇を舐め、柔らかなキスをした

あぁ...堪らない...気持ちイイ

キスをしても起きないチャンミナに何度もキスを落としていると
首筋にキスをしたのが擽ったかったのか
俺から逃げる様に身じろぎをした


「はぁぁぁ....」


少し夢中になり過ぎた
溜まった欲を吐き出すように息を吐き、チャンミナから離れ
グシャグシャっと髪をかき上げた

眠っているチャンミナの頭を撫で「おやすみ」と
今度は触れるだけのキスをおでこし部屋を後にした

車に戻り、暫く頭を冷やしてから店に戻ったが
カウンターにいたシウが「う゛っ・・」と、俺に非難めいた目を向け
手で鼻を押さえていた


「ヒョン・・・チャンミンさんが心配で帰ったんじゃないの?!」

「そうだよ」

「なのにその匂い?!なにしに行ったの?」

「ナニをしに?」ニヤ

「なっ!!!/////」


一気に赤くなったシウに冗談だと言ってはみたものの
匂いがあるから、信じてもらえず
「疲れてる人に無体を働いたのか?!」と本気で怒られてしまった

一応、誤解だと説明すると
疑いの眼差しを向けつつも、チャンミナは大丈夫なのかと
どうやら俺の焦った様子に、相当心配していたようだった


「大丈夫、爆睡してるから」

「それならいいんだけど・・・あ、ヒョン?」

「ん?」

「もし心配なら、今日はお店大丈夫だけど?」

「いや、いいよ」

「・・・そう?」

「あぁ」


気を使ってくれたシウの頭をポンポンッと撫でると
何か引っ掛かったのか「ヒョン?」と、何か言いたそうな顔をしていたが


「なに?無体を働かせたいのか?」ニヤ


揶揄う様にそういうと、顔を赤くして「滅びろ変態!///」と毒づいて
丁度呼ばれたお客さんの注文を取りにホールに出て行った

危ない、まだシウにも気付かれたらマズい
その時が来るまでは、出来る限り気付かれないようにしなければ
まぁ、その時が来たら恐らく、かなり怒られるだろうけどな

その時の想像をして、クスっと笑いながらカウンターに入った













ポチ頂けると喜びます♪


かなり、お久しぶりーーーな!!!
変態先生の登場ですwwwww
チャンミンが泊まり込み明けで、寝落ちした日の
変態先生の行動が書きたくて、の回ですwwwww
えぇ、溺愛で相変わらずのド変態ぶりです・・・スンマセン
こちらさんも、ちょっとづつUPしていけそうな
感じなので、頑張ってみますᕦ(ò_óˇ)ᕤ“


お礼小話の方も、そろそろ更新しますので
今暫くお待ちくださいませ。。。_|\○_


少し前の映像だとしても、ユノとチャンミンが
動いてて喋ってるのを見れるのは、やっぱりイイね♡
(相変わらず韓国語分からんけどwwwwwwwww←勉強しろ)



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