ひまわりの先に 拍手900000回記念『背中合わせな慕情19』
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拍手900000回記念『背中合わせな慕情19』

『背中合わせな慕情19_Y.side』










ガチャっと開いたドアから人影が出てくるのと同時に


「戻せるもんなら、戻してみたらどうですか?」


ヒヤッと空気が冷たくなったような感覚に陥るほど、チャンミナのその声は今まで聞いたことが無いくらい低く
纏っている雰囲気も明らかに物凄く怒っているのが見て取れた

取り敢えず無事だったかと、安堵し声を掛けようと口を開けたが、ジロッと横目で見られ
何も言うなと顔の前に手を翳された

それでもやっぱりちょっと心配で、様子を窺うように見つめている俺を
チャンミナはほんの少し眉間に皺を寄せ俺を横目で見ているその顔は、やっぱり凄く不機嫌そうだった

なんだ?俺か?!俺の所為か?!!

内心アワアワと狼狽えながら、様子を探るようにチャンミナに手を伸ばし
何故か少し乱れてしまってるチャンミナの前髪を指で整えながらジッと見つめていたら


「・・・なに、それ・・・」


そうボソッと呟いたソアが、有り得ないものでも見るような目で俺を見ていたが
相手にするだけ無駄だと、すぐにチャンミナに視線を戻すと
ジー-ッと、相変わらずどんな心境なのか分からない顔で俺を見てた

その視線の意味が分からず、どうしたのかと、首を傾げると何故かピンッといきなりデコピンを喰らった

え??なんで???
全然痛くは無いが行動の意味が分からず、おでこを触りながらポカンとしてた


「???チャンミナ?」

「ユノさんとの話は、後で」


そう言ってソアの目を向けたチャンミナの視線を追うように目を向けると
俺達を交互に見たソアは顔を醜く歪ませチャンミナを憎々しそうに睨み上げた

その表情に、またもチャンミナは不機嫌を纏って
おでこに手を当て、こめかみを挟み押さえるようにしながら深い溜息を吐いた


「はぁぁぁぁ...あの、これ以上なにかするつもりなら傷害罪で訴えますけど?」

「?!」


なっ?!!はぁ?!
傷害罪ってなんだ?!!こいつマジで、俺のチャンミナに何した?!!

チャンミナから出た言葉に、一瞬だけ面食らったが、その言葉を理解したのと同時に怒りが込み上げた

怒りに爪が手の平に食い込む程に握り締め、我慢ならず口を挟もうと僅かに体が動いた瞬間に
握り締めていたその手をチャンミナに掴まれ、静かに制された

けれど、どうしても耐え切れず一言だけでもと言ってやりたくて口を開いたが
すかさず手で口を塞がれ、ジッと見つめられながら小さく首を振られた


「っ・・・」


ぐっと、奥歯を噛み締め、マジで出来るなら怒鳴り付けたい気持ちでイッパイだが・・・
チャンミナに頼まれるように見つめられたら・・・堪えるしかなく
コクコクと頷いて、口を塞いでいる手を外し、そのまま握りしめたまま溜まった怒りを吐き出すように深呼吸をして深く重く息を吐いて、どうにか気持ちを抑え込んでいると
視界の端に見えたソアが、呆気に取られたように口をポカンと口を開けアホ面で俺を見上げていたが
その視線をチャンミナに戻すと、今度は呆れ馬鹿にしたような顔でチャンミナを見た


「あんたさー、なに言ってんの?」

「事実を言ってるだけですが?」

「私がなんで、あんたなんかに訴えられなきゃいけないの?」


馬鹿じゃない?と鼻で笑い、俺のチャンミナを“あんんたなんか”と言われた事があまりにも不愉快過ぎて
今度こそ文句を言いたかったが、またもチャンミナに黙ってろと言いたげな目で睨まれて
繋いだままの手をギュッと握られ、またも、むぐっ...と口を継ぐんだ


「ってか、変な言いがかりつけないでくれる?不愉快だから」

「言いがかり、ですか?」

「そうよ!傷害罪とか意味分かんないし」

「意味・・・・・・傷害罪とは、人の身体を害する傷害行為を内容とする犯罪で刑法...」

「ちょ、ちょっと!は??いきなり何?!」

「意味が分からないようなので、説明しようかと」

「はぁ?!!!あんた!!!マジでムカつく!!!誰が説明しろなんて言ったのよ!」

「意味、分からないんですよね?」


少し首を傾げながらソアを見るチャンミナは相変わらず解り難い表情をしていたが・・・あ、多分これ
ソアを馬鹿にするとかそんな意味はなく、言葉通り、それだけの意味で聞いてるな、と
俺はそう理解したが、ソアにとっては馬鹿にされた様に聞こえ
それが余計に神経を逆撫でしたようで、醜い顔を更に歪めてチャンミナを睨んでいた


「はぁああああ゛?!マジで!!!本当にイライラする!!!!そんくらい意味分かってるわよ!!!」


鼻息荒く言い返すソアにチャンミナは動じる様子は微塵も感じなかった


「理解しているなら、言い掛かりではないって事もわかりますよね?」


淡々と話すチャンミナに対してソアは苛立ったキーキー声で言い返していた


「わ、私が言ったのは、あんたなんかが私を訴えるっての事自体が馬鹿馬鹿しいって言ってるよの!!それに傷害罪って、あははっ!私、あんたに手なんか上げた覚えないんだけど?」


勝ち誇った様な顔をしていたが


「暴力を振るう事だけが傷害罪にあたるワケじゃないですよ?」

「え?」


サラッと知らないんですか?と言い返された言葉にソアは、顔を真っ赤にして分かり易く狼狽えた


「なので、あなたがした事もちゃんと傷害罪で訴えるのは可能ですが?」

「っ、け、けど!!証拠は?私、何もしてないんだから、そんなものある訳ないわよね?」

「いえ、尿検査すれば一発です」

「っ!!」


尿検査で分かるって・・・もしかして、薬でも盛られたか?!
二人の会話からそう捉えソアには、はらわた煮えくり返る気持ちでいっぱいだったが
それよりもなによりも、薬を盛られたかもしれないチャンミナの体が心配で仕方なかった

顔色も表情もいつもと変わりはなさそうだが・・・ホントに大丈夫なのか?
余りにも心配で、横顔をまじまじと見つめながら、握ってる手をちょいちょいっと動かすと
チャンミナが『なんですか?』と、言いたげな視線を寄越した


「大丈夫なのか?」


んー、熱は無さそうだけど・・・
とは思いつつも、どうしても心配で熱を測るように手の甲でおでこを触ると
バチンとチャンミナと目が合った

あれ?なんか目、見開いてる??あ、もしかしてまた怒らせたか
そう思ったが、ふと見えた耳が真っ赤に染まっていた・・・ん?あれ?もしかしてこれは
照れてる?

それを確かめる様に赤くなった耳に触れて指で撫でてみると、ピクッと反応して
今度は頬を赤く染め、触っている手が擽ったいのか少し首を竦めながら大きく綺麗な瞳で
多分、今物凄く睨まれていると思うが

いや、それ、ただただ可愛いだけだ♡
うわ、ヤバいなこれ///
ソアを見据えていた時の横顔は凛としていてカッコイイのに、俺に触られて可愛くなるとか反則だろ///

心配しつつも、その可愛らしい反応に緩む顔を堪えることが出来ず、ニヤニヤしたまま見つめていたら
俺の手から逃げるように顔を避けて「何してんですか?」と、諌めるような声と目を向けられたが
チャンミナの頬も耳も赤いままなのが、これまた可愛くて、緩んだ顔のまま返事をした


「ん?体調大丈夫なのかなって、心配してるよ?」ニヤニヤ

「っ!・・・だ、大丈夫ですから///」

「けど、なに盛られたか分かんないし、ホントに大丈夫なのか心配だから病院行って検査しよう、な?」


チャンミナが可愛くて顔はニヤけたままだが、そこはホントに心配で発した言葉で
別にソアに揺さぶりを掛けるつもりだとか、ボロを出させるとか、そんな意図は全くもってなかったんだが
当の本人はどうやら勝手にそう受け取ったらしく、わかり易く目を泳がせ、ひゅ、っと息を飲んで落ち着きなく動揺していた

ってか、俺が何か言う前に既にチャンミナにやり込められてるけどな・・・まぁ、こいつは
それすらも分かってなさそうだけど

呆れた目でソアを見下ろしていると、これまたわかり易く髪や鼻を触って、所謂、なだめ行動をとって
言葉に詰まりながら言い返していた


「か、仮に検査して何か出たとして、それで、それを私がやったって証拠は?」

「・・・」


黙ったままのチャンミナの反応を目にしたソアは、一転して嘲る様な顔をしニヤリと口元を歪ませた


「ないわよね?ある訳ないわよね?スマホだって無くしてるみたいだし~、クスクス、残念でした~私を嵌めようとしても無駄だから、さっさと諦めて・・」


嫌な目付きでチャンミナを見上げるソアに、心底うんざりしていたら


「誰もスマホ1台持ちだとは言ってませんが?」


そう言って、いつも通り飄々としたままの顔でポケットからスマホを取り出したチャンミナに対して
ソアは目を見開き、顔を強ばらせて「えっ?......」と言ったっきり絶句していた


「動画は撮れてなくても、音は拾えてると思いますよ」


スマホを操作し証拠の音声を聞かせようとしたチャンミナの手を
色を失くした顔のソアが「止めてっ!!!!」と、必死の形相で止めようと手を伸ばしたが、その手はヒョイッと軽く躱され、掲げられた手にあるスマホをどうにか奪おうと背を手を手を伸ばして足掻いていたが
どう見ても無駄な努力だった


「ちょっと!マジで止めてって言ってるでしょ!!?」


焦りつつ虚勢を張るように睨み上げるソアに対してチャンミナは至って冷静な声を発した


「その勘違いと嫌がらせを止めてくれるなら、訴えるのは考え直しますが?」

「!!・・勘違いって、嫌がらせってなによ!」

「本気でユノさんと復縁出来るって考えてる事、何でも自分の思い通りになると思ってる事、僕に対しての嘘とその態度の事ですが?」

「だって!誰がどう見ても、どっからどう見ても!私の方がイイに決まってるじゃない!」


さも当然かのように何の疑いもなさげに言うソアに思わず「チャンミナの方がイイに決まってる」と
素直な気持が口から漏れた事にハッとして、ヤバっ!!と、口を手で隠したが
その言葉にソアは、信じられないものでも見るような目で俺を見て、チャンミナは少し耳が赤くなっていた
またも可愛い反応するチャンミナににニヤケながらジッと見つめていたら、俺の視線を隠す様に手を翳しながら


「そういう事なんで、いい加減にしてもらっていいですか?」


暗に諦めろと言われたソアは、何度も何度も確認するように俺とチャンミナの顔に視線を寄越していたが
次第にその目に涙が溜まっていった


「・・・・・・ねぇ・・・本当に・・・?・・・・違うよね?」


傷付いた様な表情で涙をイッパイに溜めた目で縋るように俺に手を伸ばしてきたが
触られるのが嫌でその手を避けようとしたのと同時に、クイッとチャンミナに服を引っ張られソアの手から遠ざけられ


「触らないで下さい」


そう言ってソアを見据えていた

え?!
え・・まさかこれって、嫉妬的なやつか?!

驚きつつさっきよりも近くなったチャンミナの顔を確かめるように覗くと、俺の視線に気付いた途端
耳も首も頬も、ジワジワと赤く染まっていって、その反応に、ホントにそうなのかもしれないと思うと
堪らなくなって、はぁぁ…と気持を抑えるように息を吐きながら、その肩に顔を埋めた


「ユノさん??」


どうやら俺の行動の意味が分からない感じのその声に、肩におでこをくっ付けたまま
腰に腕を回して抱き寄せ


「手を出さないように耐えてんの///」

「!!」


そう返事をすると少し驚いたようように目を大きくしていた


「キスしていいってなら今すぐしたいけどな?」


耳元で呟くと、ピクッと可愛らしく体を跳ねらせ「止めっ!!////」と顔を背けられてしまったが、腰を掴んでいる手は拒否られる事なくそのままで
またも一人ニヤニヤしながらチャンミナの視線を追う様に振り向くと、ソアは色を失くした顔で見上げていて「なんで・・・どうして・・・なん、で・・・・」とブツブツと呟いていた


「それで?どうしますか?」


チャンミナの首も耳もまだ赤いままだったが、その目は少し苛立ちを滲ませソアを見据えながら聞いた


「・・っ、ど、どうって」

「返事をしないら、さっき言った通り訴えますけど、それでいいんですよね?」

「・・・・・・・」


ぐうの音も出ない様子のソアは苦虫を潰したような顔で唇を噛み締め


「・・・・・けない・・・」


下を向き、何かボソッと呟いたが全く聞き取れなかったその言葉を「え?」と聞き返したチャンミナに対してソアは
キッと、目に涙を溜めたまま睨み上げた


「駄目に決まってるじゃない!!!」

「そうですか、それじゃ・・・」


と、話を付けようとしたチャンミナに対してソアは「本当にこれでいいの?!」と
俺に顔を向けていたが、んなの聞かれるまでもない


「本当にっ・・・私と終わっていいの?!・・・本当に、いいの?私がっ・・・脅されてるのに、なんとも思わない?」


涙目で悲痛そうな、懇願するような被害者ヅラで見上げられていたが
はぁ...マジこいつ人の話なんも聞いてねーな


「んなもん、とっくに終わるし、脅しってか、それ自業自得だろ、なんとも思わねーよ?」


呆れつつ何言ってんだって態度で返すと、酷く傷付いた顔をして下を向いて黙り込んでしまった


「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


僅かな時間、沈黙が続いたが、暫くすると勢いよくソアが顔を上げた


「あーマジで、馬鹿馬鹿しい!!やってらんない!!」


髪をかき上げながら俺たちを睨むように見ていた


「ユノがこんなに見る目ないとか、マジあり得ない!最悪」

「「・・・・・・」」


華麗なる逆ギレに俺もチャンミナも呆れて何も言えなかったのをいい事にソアは
饒舌にキレていた


「私じゃなく、こんな人選ぶとか、そんなセンスの欠片もない人、こっちからお断りよ!私はただ、ユノがこんなのを選ばなきゃいけないって状況だって聞いて、それにユノは私にだけは優しかったから、まぁユノだったら別にいいかなって思って助けて上げようって思っただけよ!それなのに、訴える?あはは、ばっかじゃないの!!あんたなんかこっちから願い下げよ!!後で、やっぱり、より戻したい、なんて言っても無駄だから!!」


俺を睨む目は赤かったが、正直逆ギレだろうが、色々勘違いしてようが、なんだろうが、これ以上関わってこないんだったら、願ったりだ


「言わねーよ」


ってか、言うワケがねーだろ・・・


「っ!!・・・もう、いい!!勝手にすれば!!!」


俺を睨んだ目と逸らし、顎を突き出しならフンッと顔を背けたソアは
「どうせ直ぐ別れるんだから!ユノがあんたなんかと長続きするワケないでしょ!」チャンミナに向かって捨て台詞を吐いて
イライラした様子で店を出て行った

やっと過ぎ去った嵐に取り残された俺達は暫くその姿を飽きれた目で追いかけていたが
そんな事より、とチャンミナに目を向けた


「念の為、病院行こう」


手を掴んで連れて行こうとする俺の手を、チャンミンは力を入れて引っ張り返した


「チャンミナ??」


行かないのか?と視線を向けると、ジッとあの大きな瞳で見据えられた
・・・これは、怒ってる感じか?・・違うか?
相変わらずな表情を読み取るのに必死になっていると


「そもそも、あの人のどこがただの知り合いだ?!」


ソアが歩いて行った方を指差しながら言われた・・・あぁ、これは前者だったか


「いや、別に親しい友達だってワケでもなかったか・・・」

「元カノじゃねーですか!!」

「!!あ、いや、そ、それは、もう何年も前の話でとっくに終わってたから」

「向こうはそうは思ってなかったですよね?だからこんな、ワケの分からない事になったんじゃねーですか?!」

「あ・・・うん、それは、うん、ごめん」

「それと、付き合ってる時にプロポーズを(あの人が)断ったってのは?事実ですか?」


なっ!!!あいつ・・・くそっ!マジでふざけんな!!
確かにそんな事もあったけど、あれはマジでそういうんじゃねーって!!!

と、冷や汗を掻き、嫌な所を突かれ逸らしていた視線を狼狽えながら戻すと
もの凄いジト目をしていた

あ、ヤバいか・・これ


「チャンm・・・」

「事実なんですね」


ピシャリと見透かされたように言葉を遮られ、ここで変に言い訳すると元々無かった信用が
もう回復すらしなくなりそうで


「・・・あ、いや・・・確かにそれっぽい事は、あった・・・」


それでもホントにプロポーズなんてしてなかったから、せめてもの抵抗でそう言うと
ジト目のまま「なんて言ったんですか?」と聞かれ素直に


「なんでだったか忘れたけど、"結婚しよっか?"って聞かれたから、"しない"って言った事はある」


恐る恐るチャンミナに目を向けると眉間を押さえるよう手を当てていた
怒っているのか、困っているのか、呆れているのか、どういう感情なのか読み取れず
ソワソワした気持のまま様子を窺っていた


「・・・あの・・ユノさん」

「な、なに?」

「"しよう"って言ったのは誰で、断ったのは誰ですか?」

「??言ったのがソアで、断ったのは俺だけど??」


そう伝えると「はぁぁぁぁぁぁ......っ」と深く重たい盛大な溜息を吐いて、脱力したかの様にそのまま項垂れた
その顔を覗き込むように顔を向けると、俺の顔を見て、ほんの少しだけ眉を下げて小さく「嘘で良かった」と呟いた

ん?嘘?ってなんだ??
なんの事を言ってるのかイマイチ理解できずに「チャンミナ??」と理由を聞くように名前を呼ぶと
ジッと俺の目を見て、項垂れた顔を上げた


「さっき、あの人に以前付き合ってた時に"ユノさんから"プロポーズをされて、それを"あの人"が断ったって聞いたんですが、それも嘘だったって事でいいんですよね?」


少し不安げな瞳で見るチャンミナに大きく何度も頷いた
ってか!マジであいつ、そんな嘘まで吐いてたのか?!!ふざけんな!!!!!


「マジで!ホントに!!してないからな!!!」


あいつにイライラしていたが、そんな事より、まさかの誤解を解きたい一心で何度も念を押すように言った


「ホントにホントだからっ!!信用は・・・無いだろうけど、マジでそれだけは無いから!!信じて!!!」

「・・・分かりました」


その返事にホッとしたのも束の間「けど」と話が続いて、まだ他にもなにかあったのか?!と不安を抱いた


「あの人以外にも、いたりしませんか?」

「え?いるって??なにが?」

「だから、元カノで勘違いしてる人」

「ないないないない!!!!!」

「ホントに?」


全否定したがチャンミナは疑ったような目をむけていた
けど!!マジでそんなヤツいない!!!


「マジで、俺、あいつ以外で別れた相手と連絡取ってた人いないから!」


きっぱりとそう言うと、少し間を追いてから小さく溜息を吐かれた


「はぁ...あの人、かなり強烈な人ですけど、勘違いして暴走した要因の一つは自分だって自覚あるんですか?」

「・・・っ」


その一言に、今までボアやヒチョルヒョンに色々と言われ忠告された事を思い出したが
ちゃんと俺なりに線引きしていたから大丈夫だと、話半分で聞いていた
が、まさかこんな事になるとは思ってもなかった・・・正直、今日こんな事になるまで自覚はなかった
だから、言葉に詰まって「ごめん」って言うのが精一杯だった

既に色々とやらかして信用なんて皆無だってのに、また俺の所為でチャンミナに
嫌な思いをさせた上に、酷い事までされて・・・と、申し訳ない気持ちと心配な気持ちに苛まれ
ジッと俺を見据えるチャンミナの手を握った


「ホント全部俺が悪かった」

「・・・」

「体は?ホントに大丈夫か?」

「・・えぇ、特には」

「けど、なに盛られたか分かんないんだし病院の診断書と音声も、ちゃんと証拠残しとこう?な?」

「あー、それ無いので無理です」

「え?」


何が無いのか分からず聞き返すと、ポケットからさっきのスマホを取り出し
その画面を俺に見せた・・・
・・・って、ん?!

さっき堂々とソアにスマホだと見せていたそれの画面はどう見てもWi-Fiの画面、それだった


「え?!じゃ、じゃあ音声は?」

「無いです」

「なんで?」

「咄嗟に吐いた嘘、所謂、ハッタリってやつなので」

「え?!」


あまりにも堂々と証拠がある、と言っていたそれが丸っとハッタリだったってことにも
微塵もそれを嘘だとは気付かなかったことにも、咄嗟の判断で言い返していた事にも驚いて
ポカンっと口を開けてチャンミナを見ていたら


「・・・嘘を吐くとか、呆れてますか?」


少し不安気に聞き返され即答で「いや、惚れ直してた」と言うと
「え?どこに??」普通に首を傾げられた


「あいつにも俺にも腹を立ててたのに、あの瞬間に冷静に状況を判断してそうした方がいいって考えてハッタリかましたんだろ?違うか?」

「あー・・違わないです


少し気恥ずかしそうに俯き鼻を掻きながら、尻つぼみになる声を追いかける様に顔を向けた


「な?俺の恋人、カッコいいだろ?」

「っ!////」

「俺の恋人、マジでカッコイイのに優しくて可愛くて頭もキレてイケメンで、しかも料理も上手いんだよ?惚れないワケがないだろ♡」

「!!////」


顔を緩ませながら如何に俺のチャンミナがカッコ良くて惚れているのかを羅列すると
小刻みに震え、耳も首も赤く染め俯いたままのその様子は、恐らく羞恥心に塗れていると思われる
その反応が可愛くて顔を覗き込んでいた


「わ、分かりましたから///」

「ん?ホントに分かった?」ニヤニヤ

「ちょ、ユノさん、近い////」


相変わらず表情は硬く解り難いが、よーーーく見れば眉が少し下がってるし
ちゃんと見れば耳も首も頬も赤く染まっていて、恥ずかしがっているだけで、嫌がっていはいないだろうと思いつつも念の為聞いた


「嫌だったか?」

「あ!いえ、そういうワケではなくて、ただこういう近距離とか慣れてなくて、恥ずかしいだけなので///」

「うん♡」


嫌では無いと分かると余計に顔が緩んで、ニヤニヤしたまま顔を見つめていたら


「ゴホッン」


咳払いが聞こえ二人で顔を向けると、俺の両親が神妙な面持ちで立っていた

あ、ヤベっ・・・忘れてた

その二人の姿に、今日のホントの目的を思い出した











ポチ頂けると頑張れMAX!!


やっと更新出来たーーーil||li _| ̄|○ il||li
ってか!!ソアがやっと撃退されたwwwwww
往生際も悪ければ性格も悪くて
マジでヤベぇ奴だったなwwwwwwww
そして本来の目的は・・無事に達成できるのでしょうか???←

いやーー・・・職場の部署移動でエライ目に遭って
やっとどうにか慣れて来た・・・と思った矢先
また今度はチーム内の移動で・・・脳がキャパオーバーで
時間も余裕も無く更新出来ませんでした_|\○_
ホントスンマセン(汗)
やっと最近ちょっと余裕が出来たので
また、細々と更新していこうかと思いますので
よろしくお願いしまっす!!


そして明日は城ホールですね!!!!
参加は出来ないけど、レポが楽しみ(灬ơ₃ơ)ノ~♡
そんなレポが来るかな~♪


あ、そうだ今回のビギイベツアーのTシャツを
自分用とチング用で作成したんですが
ちょっと多く作ってしまったので、貰って頂ける
強者いますか?|д・) ソォーッ...
Tシャツ

こんな感じのTシャツ(白)
生地が薄めなので若干透けます
数はSサイズが1枚、Mサイズが2枚
S身幅:49 着丈:62
M身幅:51 着丈:68
です!
ご希望の方いましたらコメ下さい。
注意!!ハンドメイドなので、出来栄えは悪いです
部屋着用に使って頂けると光栄です┏○))ペコ


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ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

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