ひまわりの先に せんりつの記憶7
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せんりつの記憶7

『せんりつの記憶_7』














「ホント、まさかだよ・・・はぁ...」


自分に呆れ自嘲的に笑い溜息を吐いていると



「まさか・・・って、なんだ?」


物凄い不機嫌な声が真横から聞こえて
驚きながら勢いよく顔を向けると、ムスッとした不機嫌顔の弟のジハンが、睨むようにこっちを見て座っていた。


「(じーーっ)ヒョン?」


おおっと、ヤバイ、かなりご立腹な顔。


「あー別に昔の事を思い出してただけ」

「本当に?」

「うん」

「なんかあったとかじゃ?」


そう言いながら、ジハンは視線をユノの病室の方に向けていた。


「あー…まぁ、それは、あの状態なんだから、なんにも無いワケないだろ?」

ハハハ..と情けなく笑い膝に手を付きながら立ち上がって
心配そうな顔でムッとした目で見上げるジハンの頭を撫でると


「はぁあ?!まだ思い出さないのか?!」


呆れた顔で勢いよく立ち上がった。


「まー、まだだね」

「で?」

「え?」

「思い出さない代わりに、なに言い出した?お?!ヒョンにそんな顔させるような事ってなに?!…まさか離婚したいって?!」

「あー、いや、それもまだ」

「?!!まだってなに?」

「あ、いや、だから」

「離婚しろ、って言いそうな雰囲気なのか?!お?!」

「それは…分らない」

「分からないって、なんで!!話したんだろ?!」


僕の返事に、イライラしたように眉間に皺を寄せていた。


「少しだけな」

「少しって?ちゃんと話せてないのか?」

「うん」

「なんで?」

「途中でチェリンさんがお見舞いに来たからね」

「!!!!はぁぁぁあああ?!今更?」

「うん」

「あいつが?!」

「うん…」

「お見舞い?!」

「あー…んー…まぁ、多分…」


ただお見舞いに来たワケじゃないけど…と、病室での二人を思い出しながら返事をしたら


「ヒョン」


デカい目を半眼にしたジハンに見下ろされ、ホントの事を言えと目で言われた。
このまま、ホントの事を言わずに流したかったが、こうなったジハンは酷く執拗いのをよーく知っている…気取られない様にするべきだった、失敗した。

それでも、まだどうにか出来るか?と、チラリと見上げ様子を伺ってみたが……目が据わったまま無言の圧を感じた。

あ、これは無駄だな…

正直に話すしかないと諦めて、目を伏せると「あいつ、何しに来た?」と、鼻息荒く聞かれた。


「まぁ…恐らく、寄りを戻しに?的な?」


冗談交じりに、自虐的な半笑いでそう言うと、ジハンは般若の様に顔を歪め、目を剥き、勢いよく病室の方に顔を向けた。
その視線を追うように、同じく病室をやるせない気持ちで見上げていた。

僕もジハンも言葉が出ないまま、暫く病室を見上げていた。


「……」

「……はぁぁぁ…ヒョン…」

「ん?」


まだ病室を睨んだままのジハンに視線を向け返事をすると


「あいつ、まさかまだ病室に居るのか?」

「うん」


首がもげるかと思う位の勢いで、驚愕の顔を向けた。


「!!!!ヒョンは、それでいいのか?」

「いいワケないだろ」

「だったらなんでヒョンがここに居るんだよ!!」


足元を指差しながら、なにしてんだ?と言いたげな目を向けられた。


「なんでかなー?」


困ったように笑いながらそう言うと


「ヒョンがあの女に負けるとかあり得ねーんだけど?!…まさか、ユノさんに酷い事言われたのか?」


憤慨した顔で睨まれてしまった。
あぁ、これは色々とヤバいな…
怒りスイッチが入ってしまったようで、口調も悪く、鼻息も荒い、ジハンが今にも病室に乗り込みに行きそうだし、
それじゃなくても目立つ見た目なのに、怒ってて声がやたらとデカイし、さっきから、あちこちから視線を感じる上に、ヒソヒソと囁く声が…


「ねーあれって、ジハンじゃない?」

「えー、マジ?!」

「ヤバっ♡」

「えーなになに?」

「一緒にいるの誰??」

「ジハン、マジカッコイイ♡」


あーヤバイ、身バレしてるし、スマホ向けられてる(汗)
と、取り合えず場所を変えるか、落ち着かせるかしないと


「取り合えず、ジハナ、ちょっと落ち着け」

「はぁ?!落ち着け?!ヒョンが虐げられてるってーのに、落ち着けるワケねーだろーがっ!!」


鼻息荒くそう言われたが…いや、別に虐げられてるワケでない(笑)
相変わらずちょっと心配性なのと、言葉のチョイスに微笑ましく思っていたら


「ヒョン、ユノさんに、なに言われた?」


両腕をガシッと掴まれて揺さぶられた。


「ちょ、ジ、ジハナは、話をk・・」

「だからその話ってのが、なんだったんだって!!」

「うん、分った、は、話す、ちゃんと話すから」


ガクガクと揺さぶる手を掴んで、やっとの思いで止めると


「そう言って、どうせヒョンはユノさんの事、庇うんだろ?」


なんでか少し拗ねたように言われた。


「そんなつもりは…」

「あるだろ!!!」

「う゛っ…と、とりま、声デカイから」

「んな事どーでもいいんだよ!!あーダメだ、直で聞いてやる」

「ちょ!マジでやめろって、ジハナって!!」


怒りモードで病院に入ろうとするジハナの前に回り込んで、止めようと困っていたら


スパーーンッ!!!!


「痛っ!!」


なかなかいい音で頭を叩かれたジハナの後ろから


「ま一落ち着けよ、ブラコン」


呆れ顔のキュヒョンが冷めた目で現れた。


「ブ、ブラコンじゃねーし!!///ってかキュヒョニヒョン!!それどころじゃっ、ユノさんg(モゴモゴ」


話をしようとするジハナの口を手で塞いだキュヒョナは、目の据わった笑顔で睨んでいた。


「うん、煩い、ちょっと黙ろうか」

「(ビクッ!!)だ、だって」

「(ギロッ)ジハ?」

「ご、ごめん…」


キュヒョナには昔っから頭の上がらないジハナは、シュン..と肩を落して様子を窺っていた


「まぁ俺も聞きたい事あるから、取り合えず、移動だな、チャンミナ、車?」

「ん?あぁ」


じゃあ、とジハナの背中をポンポンと叩いたキュヒョナと、
これ以上怒られないとホッとした表情をしたジハナと一緒に駐車場へ向かって歩き出した。


「ってか、ジハ、お前、仕事は?ドラマの撮影中なんだろ?」

「今日は夜までオフだから大丈夫」

「ふ~ん、折角のオフだってのに、来るところがチャンミナのとことか…終わってんな」ニヤリ


片方の口角を上げた悪い笑顔したキュヒョナは、いつもの様にジハナを弄り始めた。


「お、終わってねーし!!別にちょっと気になったから来てみただけだし!」

「へー、で、玄関前で喚いてたのか?」

「う゛っ!そ、それは、ほら、ユノさんがヒョンを傷付けるような事言ったから」

「言ったのか?」


真意を探る様な視線を向けるキュヒョナに
「想像の範囲内」と答えるとジハナに顔を向け「重症だな」と快そうに茶化し弄り倒すキュヒョナと
ワーワーと言い返すジハナを相変らずだなと思いながら車に乗り込んだ。

車内で今日の事のあらましを説明すると
ジハンは終始イラつき、不機嫌そうな顔をしていたが、キュヒョナは、無言のままジッとこっちを見据えていた。


「チャンミナ、大丈夫か?」

「ん?大丈夫だよ」


下手に不安そうな顔をしたら、二人が今以上に心配するのは目に見えてるから、平気だと笑顔で返すと


「はぁ…」


キュヒョナに呆れた様な顔で溜息を吐かれた。


「なに?」

「弟の方はバカが付くぐらい正直だってのに、お前は相変らず素直じゃねーな」


長い付き合いのキュヒョナに心の内を読まれ、呆れた笑顔を向けられた。


「分ってるなら、わざわざ聞く必要もないだろ?」


チラッと、お返しとばかりに呆れた様な視線を送りながら言い返すと


「まーそうだけど、相手が相手だからな…」


キュヒョナはユノの病室の方に目を向け、ジッと見据えていた。
その視線を追うように病室に視線を動かして、さっきのユノとの会話を思い出した。

「出て行って欲しい」そう言った僕に対して、なんの感情も無いユノを思い出すと
ズキン...と胸が痛んだ。

それを知ってか知らずかキュヒョナは、


「想像と現実は違うからな、ヤケ酒ぐらいは付き合ってやるよ」


相変らずの呆れたような笑顔だったが、その気遣いが嬉しかった。


「そう?じゃあ、今から飯行こう」ニッコリ

「なんだ、食べてないのか?」

「うん」

「あ!ヒョン!僕も行くー♪」

「なら、ジハの奢りな」ニヤリ

「なんで僕?年下なのに?!」ムッ

「お前が一番稼いでるだろ」

「普通、年上のキュヒョニヒョンが奢るもんだろー」

「俺は嫌だね」

「なんでっ!」

「お前ら兄弟の胃袋が常軌を逸してるからだ」


ギロッと睨むキュヒョナに、言葉を詰まらせ言い返せないジハナ


「そ、そんな睨む程じゃ…」

「あ?!お前と飲みに行って何度スッカラカンになったと思う?」

「っ!!け、けどそんなに頻繁じゃ…」

「人の数倍飲み食いする上に、金銭感覚バカのお前の基準と一緒にするな」

「キュヒョニヒョーン...そんな怒んなくても」

「この前だって、久しぶりだからっていきなり呼び出したと思ったら、バカスカ食べて飲んで、酔った挙句にそのまま女と消えて奢らされたのは、俺の勘違いか?気の所為か?!あ゛?!」

「(ビクッ!!)そ、それはー…」


蛇に睨まれた蛙の如く、固まって、アワアワと狼狽えるジハナの姿を見て
あー‥またやらかしたのかと、眺めていた。

キュヒョナは、こう見えて優しいし面倒見もいいからな、ジハナが懐いてるのは昔っからだけど
お酒を飲むと気が大きくなるのか、ジハナの甘えが酷くなる。
今までも何回も同じような事で怒られてるってのに、ホント懲りないな。

キュヒョナもキュヒョナで毎回叱って腹立てる割に、なんだかんだ言いながらジハンには甘いというか、なんと言うか
…要は、お互い様って事だよなー。


「もう二度と、お前の誘いには乗らない」

「えーーっ!!ごめんってーキュヒョニヒョーーン」

「煩い」

「マジで、マジで!もうしないからさー…ね?」


手を擦り合わせて背中を丸めながらキュヒョナの様子を窺うジハナと、
その姿を横目でジハナには見えない方の口角をニヤリと上げながら見据えるキュヒョナ。

その顔はまだ弄り倒す気満々だったから、さすがにもういいかと割って入った。


「あーはいはい、もういいから、僕が誘ったんだし、今日は僕が奢る」


そう言うと


「はぁ..お前も大概甘いよな」


呆れた様な顔でキュヒョナに言われたが


「お互い様だろ?」


ニヤリと言い返すと、フッと鼻で笑われた。


「じゃあ、チャンミナの奢りって事で、こいつ(ジハン)どっかに落してかね?」

「なっ!キュヒョニヒョン!酷いっ!!」

「…どの口が言う?」


片手で両頬を挟まれ「ごめんってー」と口を尖らせながら謝るジハナと
気が済むまで弄るキュヒョナを、もうそのままにして車を走らせ、食事に行った。

僕を思って怒ってくれるジハナにも
冷静な突っ込みをしつつも気持ちに寄り添ってくれるキュヒョナにも
ホントに感謝している。


「なー、チャンミナ」


ジハナを弄り倒すのに満足したキュヒョナに話し掛けられ
バックミラー越しに目を向けた。


「ん?」

「もし、ユノさんの記憶がこのまま戻らなかったら、お前、どうするつもりなんだ?」


そうキュヒョナに聞かれ、ジハナに心配そうな目を向けられたが
正直…答えはまだ出そうにもなかった。

僕の気持ちとしては、一度は好きになってるんだから
もし記憶が戻らなくてもまた好きになってくれる可能性があるんじゃないか?と思うし
別れる気も、ましてや離婚なんてしたくない、手放すなんて絶対嫌だ!!!!
と思うけど…

けど…

ユノが嫌がったら?

ユノが別れたい、離婚したいと言い出したら?

それを突っ撥ねて、我を押し通す事が、僕に出来るのだろうか……











ポチ頂けると嬉しいです☆


キリが良いのでここまで。
ちょっと続き書いてるけど、
相変わらずの悪い癖で、
長くなりそうな予感だなー_(:3」∠)_


さて!さて!!
ペンミ、行けるのは1日だけなので…
当るといいなーーー(꒪˙꒳˙꒪ )
ペンミに向けて、ユノソログッズとペンミのグッズでも
考えようかなぁ~


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