ひまわりの先に 拍手140000回記念『衝動と興味の対象2』
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拍手140000回記念『衝動と興味の対象2』

『衝動と興味の対象_2』











ドンヘの意見も当然だと思い
取りあえず、モデルを妹に頼んでいた


「あーもしもし、ヒョヨン?」

「オッパー・・?なに、こんな夜中に・・・」

「悪い、寝てたか?」

「寝てたよ・・・・あ・・ん?2時だよ・・オッパァァ......」

「ごめん」

「で、どうしたの・・?」

「あのさ、絵のモデル頼めないかと思って・・駄目か?」

「ん?モデル?あー・・んー、まぁレッスンに響かなきゃ別にイイけど?」

「そこは、ヒョヨンに合わせるよ」

「ならイイよ・・要件は?それだけ?」

「ん?あぁ」

「じゃあ、もう寝るよ・・オッパも、絵ばっか描いてないで寝なよ?」

「あぁ、あっ!ヒョヨン?」

「ん?なに?」

「いつなら、都合いい?」

「あー、明後日かな」

「分かった、じゃあ明後日学校来たら連絡して」

「は~い・・じゃ、おやすみ」

「ん、おやすみ、ありがとうな」

「あーはいはい・・・」


取り敢えず、描くだけ描いてみよう
それでも、どうしても駄目なら、その時は・・その時に考えよう




そう自分に言い聞かせて翌日から課題に取り組み始めた




だが、やっぱり
ヒョヨンを、モデルを前にしても、何も思い浮かばなかった
ただただ、そこに在るのを描いているだけだった


「・・・・・・・・・」


手の止まった俺に気が付いたヒョヨンが、
どうかしたの?と首を傾げていた


「んー・・ちょっと、な」

「オッパ、動いてもいい?」

「あぁ」


そう返事をすると、トコトコとキャンパスを覗きにきた


「オッパ、ホント絵だけは上手だよね♪」

「だけ、ってなんだ?」

「だけは、だけよ!だって、それ以外は全然駄目じゃん!」

「そうか?そんな事は・・・」

「あるでしょ?その服とか、髪型とか、眼鏡とか、料理下手とか、掃除嫌いとか、無口とか、根暗とか、絵画マニアとか!もっとあるけど、まだ聞きたい?」

「いや、いい・・・遠慮する」

「オッパ、元はそんなに悪くないはずなんだけどな~なんで、そんなにダサいかなぁ?ってか、その何年使ってるか分からないビン底眼鏡がホンっっっっっトに!ダサ過ぎる!!!!」

「そうか?」

「そうだよ!あ!前に私が誕生日プレゼントした眼鏡は?!何で使ってないの?そもそもそれ、もう、度も合ってないんじゃないの?」


ヒョヨンが言う通り、度は合っていない
この眼鏡じゃ、遠くはボヤけて見える
が、その位が俺には丁度いい

目から入る情報がこの世で1番多い
絵以外の余計な事は見る必要がない
だから、この眼鏡でいいんだ


「ヒョヨンに貰ったのは大切に飾ってあるよ」

「飾ってどうするのよ!!私は使う為にあげたのにっ!」

「いや、折角ヒョヨンからの大切なプレゼントが、壊れでもしたら勿体無いだろ?」


ぷりぷりと頬を膨らませているヒョヨンに
笑顔を向けながらそう言うと
何言ってるの?と言いながら肩を思いっきり叩かれた
照れ隠しだと見て分かるが・・力が強い・・・痛い

叩かれた肩を摩りながら、ふと自分の絵に視線を戻した

やっぱり駄目だな・・・
これじゃ、いつも通りだ
自分の絵なのに、その絵からは何も感じられない

小さく溜息を吐いて、鉛筆を置いた


「オッパ?もう描かないの??」

「んー・・これじゃ、駄目なんだ・・・・・・・・・・・あ!いや!別にヒョヨンが悪いとか、そういう事じゃないからな?」


嫌な気分にさせたかと、フォローしたら


「当たり前でしょ?私がモデルをしてるのに!」


ツンと唇を尖らせておどけた様な顔をしていた

俺の妹なのにヒョヨンは明るい性格で愛嬌もあって
社交的で、兄の欲目とかじゃなく、その容姿は人を惹きつける
決してチャラチャラしているワケじゃ無く
自分のダンサーになる夢に真っ直ぐで、揺るがない
芸能事務所に入ってもそれは変わらず
相変わらず真面目に真剣に取り組んでいる
そして何よりも、その笑顔はとても可愛い


「うん、そうだな」


ポンポンっと頭を撫でると
そこはツッコむべき所だから!っと
何故か怒られてしまった


「今日は?もう描かないの?」

「んー・・あぁ、そうだな・・・今日はもう止めとく」

「なら、私そろそろレッスンだから行くよ?」

「なら途中まで送ってく」


キャンパスを片付けて荷物を持って
ヒョヨンと一緒にアトリエを後にした

学内を他愛もない話をしながら
歩いていたら、ヒョヨンがチラチラと周りを見て
少し怪訝な顔をしていた


「どうかしたか?」

「ん・・うん、なんか嫌な感じ・・・」

「なにが?」

「・・・・オッパって、ホント・・・・・・ううん、やっぱり、なんでもない!」

「????そうか?」

「うん!」


ニコニコと笑いながら、俺の腕を掴んで
早く行こうと腕を引っ張られた
ヒョヨンの綺麗な長い髪の、その後ろ姿を見ながら

あぁ、そういえば、ドンヘに絵を描き始めた事
言ってなかったな・・・

と、考えていた
相談した手前、描き始めた事ぐらいは
伝えておくべきかと思って
ポケットを・・・スマホを探したが・・・・

あれ?・・・ん?・・・・あっ!!

アトリエに忘れた


「ヒョヨン」

「ん?なに?」

「ごめん、スマホ忘れてきたみたいだ」

「・・・オッパ、また忘れ物?」

「うん、ごめん」

「ホント絵以外は駄目ね!」

「あはは、ごめん送ってやるって言ったのに・・」

「いいわよ!別に子どもじゃないんだから、一人で平気♪それより早く取りに戻ったら?誰かに盗まれたら面倒よ!ほら、行って!!」

「あぁ、じゃあ、またな!」


ヒラヒラと手を振って帰るヒョヨンを見てから
慌ててアトリエに向かった

別に盗まれて見られて困るような
画像も動画も無いが、それでも無くなるのは困る

少し暗くなった夕暮れの中
急ぎ足でアトリエに行くと・・・閉めた筈のドアが
開いていた・・・・
今日は、誰も使わないって言ってたと思ったが
思い違いだったか?

そう思いながら、開いた隙間から
中を覗くと、そこには見知らぬ男がいた


誰だ???


うちの学科のヤツじゃなさそうだけど・・・
なんとなく声を掛けずに
その後ろ姿を見ていた・・・・・



夕日に照らされた半身と


陰になった半身


綺麗な首筋と


丸い後頭部


少し俯いて見えた横顔


長い睫毛の影が顔にかかって・・・・・・・






気が付いたら・・・・・声を掛けていた






「君が描きたい」




「はぁ?」






その時の君の・・・・
呆れた顔に・・自分が何を言ったのか
自分でも一瞬分からなかった


「あんた誰?・・・・何いきなり?」

「・・え?あ・・・えぇ・・・っと」

「ってか、手!離してくんない?」

「え?!」


そう言われ、視線を落とすと
いつの間にか手首を掴んでいた

ん?・・・あ・・・

彼のその手には俺のスマホが握られていた


「あ、それ・・俺の」

「あぁ、これ、あんたの?」

「うん」

「じゃあ、この待ち受けの"絵"は、あんたが描いたの???」

「・・そうだけど?」

「へぇ~・・・・」


ジロジロと疑う様な
品定めでもするような視線を向けられた


「あの、返して貰える?」


掴んでいた手を離して、スマホに手を伸ばすと
サッと手を引かれ渡さないという様な
ジェスチャーをされた

??????え?


「あの・・・?」

「あんたの他の絵、見せてくれません?」

「は?」

「そしたらコレは返してあげます!」

「はぁ・・・別にいいけど・・」


とは言ったものの・・・ここには・・・
あの描きかけの絵しか無かった

まぁ取りあえず、コレでいいかと
その絵を見せると・・・・・怪訝な顔をされた


「・・・・・ホントにこれあんたが描いたのか?」

「・・・・・そうだけど」

「全然違くない????・・なんかコレ・・つまんない絵、こっちの方が全然イイじゃん!!!」


描きかけの絵を思いっきり
知らない奴に貶された・・・が、別に怒りも何もない
全部、彼の言う通りだからだ

じっと何も言わずにその彼を見ていたが・・・

やっぱり・・・だ

どうやら俺は・・・彼を描きたいらしい


「あの、モデル・・・頼まれてくれませんか?」

「ん?僕?・・あぁ、さっきもそんな事言ってましたね」

「はい・・・・・駄目ですか?」

「んーーー、そうだな~・・その描きかけの絵よりマシに描けるって約束出来るならイイですよ?」


正直その自信は・・あまりない
無いが・・・・どうしても描いてみたい
初めての感じたその衝動には・・勝てなかった


「宜しくお願いします」


そう言って頭を下げると


「ところで、あんた・・・誰?」


にこやかに俺のスマホを顎に当てながら
首を傾げられた

あ・・・・・
名乗るの忘れていた・・・・


「すいません・・・芸術学科1年のチョン・ユンホです」

「1年?年下??」

「え?あ、多分年上です」

「いくつ?!」

「22です」

「ヒョンじゃん!!!」

「はぁ・・そうですか」

「僕、デザイン科2年のシム・チャンミンです!!よろしく!ユノヒョン!!」


ニコニコと笑いながら
持っていたスマホを俺に返してくれた
シム君は・・・・
何故だかとてもウキウキしたような顔をしていた











ポチ頂けると嬉しいッス!!!


ヤバいね…なんかチャミのキャラがよく分からないwwww
これ、どうなるんだろうwwwwwwwwwww
大丈夫だろうか・・・ん~・・
まっ!どうにかなるだろう(爆)

ムソクはホント…かっこええぇぇぇぇ♡
かっこいいけど・・綺麗よね~
(o・艸・o)ムフッ♡


って!!!そうだ!!!
SMTライブヴューイング!!!!!!!!!
行きたい!!!行きたいが・・・・
土日・・・どうだろう。。。
行けるだろうか・・・悩ましい・・・(。>д<)


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こんばんは♪

そのモデルというのは着衣ですか?
それとも。。。 ( ´´ิ∀´ิ` )


今日のMimiイベ
ちょいちょいユノが出てきたみたいですねwww
で、チャミちゃんと客席向いて話してたとか…
ユノがいないと正面向けるんですねぇ(爆)
どんだけユノを見てたいんだかwwwwww

コメお返事~

YU***さん!!!!!!!

大丈夫か!?
コメありがとう!!!

やっぱり。。。甘い!!!
甘すぎる!!!普通の社会人でもそんな事言わないし
自分でどうにかする!!!
幅ちゃんの言う通り!!!!!!
(#`皿´) ムキーーーー!

しんどそうに見えませんでしたって!!!
あたりまえじゃっ!!!
そんなんするワケなかろうが!!!
そんくらい分かれって
小一時間説教してやりたい気分です・・・・・・・・

中堅・・大丈夫だろうか・・・心配だよ。。。。


小話ねwww
最初はね!!まだ見知らぬ人だし
年上だとも思ってなかったから、軽いですwww
服は・・ヨボセヨトレーナーとかが一番イメージに近いwwww
パンツは・・何年履いてるか分からないデニムwww
靴は・・・・偽物のアディダスみたいなやつwwwwwww
くっそダせぇですwwwwwww

リアルでいたら。。。ちょっとどうかと思うね(爆)

キターーーーーー!!!!!
矢沢ップル!!!!!!!!!!
スゲー服だなおい!!!派手!!!
お洒落っていうか・・ド派手!!!!!
ヤバいっっwwww
泣きだした!!!!!!で語りだしたwwwwwwwwww
やばばっ!!!!!!!!!( ゚艸゚)・;'.、ブッ
YU***さん以外の同級生の顔が
目に浮かぶwwwwwww
って!!!!!!
てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

ドS発動された!!!!!!!!!!!!!
気になる!!!
続きがスゲー――気になるよぉぉぉぉぉ!!!
щ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ン

コメお返事~

よ****さーーーん

こんばんわっ!!
コメありがとう!!!!

引出は・・空っぽよ?(爆)
チャミのキャラがまだ固まらないのに
小話始めちゃったww
大丈夫かなこれ?!←バカ

うん!!!
エイネ楽しかったッス!!!!
仲本工事!!!!!!!wwwwwwwwww
周りのざわつき・・ユノ絶対気付いてなかったよねwwww
で、
耳打ちからのtour発表!!!!
頭パーーーーーン!!しました!!!!!!
凄く・・ホントすごーーーーく嬉しい♪

24時間TVもやってたね!!!
妹さんwwww確かにねwwwwww

で?!え?!!そうなの?!!?!
ちょっと遅くなりましたが・・・
o(´∀`o*ォメデ㌧o*´∀`)o
そうだったね!!!
2人からのメールが届くんだよね!嬉しいね!!!
そして、それからのエイネ!!!!
最高ですね* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ

コメお返事~

あたぼんさぁぁん

こんばんにゃ!!
コメさんきゅ

ふふふっ・・・そこはまだ内緒ッス!!!
そこら辺は・・もうチョイ先のお楽しみで♪
( ´´ิ∀´ิ` )ウヒヒヒ

Mimiイベwwww
ユノが出る度にチャミがデュフったらしいって
レポだけで萌える♡
そうそう!!!
ちゃんと客席を向いて話せるのね!!
出来る子チャミ!!!

・・・ユノがいると・・ビギは置いてけぼりだけどなっ(爆)
プロフィール

Girasol

Author:Girasol
東方神起が大好きで、
ホミンが大好物!!!!!!
妄想が腐ってるのはデフォですwww

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